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南方熊楠の直筆書簡新発見に関する記者会見を行いました

3月31日、世界遺産の指定を受け、国宝・鳥獣人物戯画で名高い「高山寺」で、南方熊楠直筆書簡発見に関する記者会見を行いました。記者会見には、南方熊楠の研究者である本学国際文化学部の松居竜五助教授をはじめ、第一発見者である高野山大学の学生を含む5名で行いました。

今回の直筆書簡は、熊楠が土宜法龍に宛てた全38通(手紙32通、はがき5通)で、高山寺内にある収蔵庫「法鼓台文庫」にあった法龍のトランクから発見されました。熊楠から法龍に宛てた最初の手紙と思われるものや、1893年から1994年にかけての初期のやり取りを明確にする資料、1902年に書かれた仏教・科学論など重要なものも多く、1メートル前後の巻物に書かれた長文も10通ありました。また、1903年に描かれた「南方マンダラ」にいたる試行錯誤を示す挿図や粘菌などの生態の説明図なども詳細に描かれています。

このような状況からみても、今回の発見は今までに確認された28通を大きく上回っており、近年にない大発見といえます。

今後の研究では、両者の文通の詳細な流れと熊楠の思索の過程や熊楠の中核をなす科学論・仏教論の全貌が明らかになると考えらます。

南方マンダラの原点と思われる挿図 極小の文字で埋め尽くされた便せん。この一通の手紙は12枚におよぶ。 多数の書簡が入っていた土宜法龍のトランクと法龍直筆の「米欧日記」
書簡が発見された「法鼓台文庫」 記者会見に臨む本学・松居助教授(左)、高山寺・小川山主(中)、高野山大学・奥山教授 丁寧に説明する松居助教授
(左から2人目)

掲載日:2005/4/4
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