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国際文化学部 学部長
ボーリン ケント さん
龍谷大学に古くから仏教を通じたインド研究の伝統があることが、今回の試みの大きな要因の一つのようです。
1958年には、当時のインド大統領・ブラサド氏が龍谷大学を訪れており、その際に龍谷大学第一号となる名誉博士号が授与されたことからも、本学とインドとの関係の深さがうかがえます。
また、日印50周年にあたる2007年には龍谷大学で公開学術記念シンポジウムが開催され、ICCRから7名の研究者が派遣されました。このシンポジウムを機に、ICCRと龍谷大学との連携が本格化し、今回の締結につながりました

龍谷大学とインドとの間で教員が行き来しやすくなるので、相互の文化的理解の促進が期待されます。また、インドの文化や経済など、この先さらに発展していくと思われるインドの社会事情などについて、学内では先駆的な授業が受けられるようになるのだとか。大学にとっても学生にとっても、将来的に大きな可能性を秘めた取り組みだといえますね。
先ほど紹介したように、インドに関するさまざまな知識の習得が期待される今回の試み。しかし、その狙いはこのような学術的な面だけにあるわけではありません。
普段、自分の知らない国について知ろうとするとき、あなたはどのようにして情報を得ますか?おそらく、「実際に現地に行ってみる!」という人はほとんどいないでしょう。学校には図書館という資料の宝庫がありますし、インターネットを使えば膨大な量の情報を一瞬にして手に入れることが出来てしまうのですから。
しかし、資料から得た情報だけでは、ただ“知ったつもり”になりがちだということを忘れてはなりません。実際に話を聞くことができるからこそ、資料の中の平面的な情報に“生きた情報”が加わり、自分の中の情報がより立体的で正確なものになるのです。また、こうして得られた情報をアウトプットすることで、それらの実用性をより高めることができるのではないでしょうか。

生きた情報を得て、その実用性を高めるために何より必要なのは、“人と人とのつながり”です。そこで国際文化学部では、この度、新しい合言葉を掲げました。その名も、“TNG”(つなぐ)。「国単位、大学単位でのつながりより、人と人、個人のつながりが大切。自分という主体性と異文化への理解、この二つを持ち合わせる必要があるのです。また、“もっているだけ=知識”ではありません。ちゃんと伝えなければならないのです。」と、ケントさんと北條さん。この新しい学びの機会をどれだけ活用し、そしてどれだけ活発に・自主的に動くのかが、私たち学生が今もっとも意識しなければならないことなのです。