龍谷大学創立370周年記念シンポジウム アジア新世紀-国際移動するIT人材-

シンポジウム概要

国際的な金融危機と世界同時不況が広がる今、本格的な景気回復の兆しはまだ見えていません。しかしその中で、アジアの新興経済国では、力強い変化の波が押し寄せています。 この変化の波とは、IT産業の発展に伴う「多国籍企業の進出」「貿易と投資の国際間協定」「途上国政府のIT産業振興政策」「地域的産業集積の形成」なのです。そして、これらが,アジアのIT産業発展の原動力になったと言われています。

しかし、アジアのIT産業の発展にとっては、IT人材というIT技術者や管理者、起業家が育成され,彼らが活躍したことも重要な要因なのです。1990年代以降に起きたアメリカと日本からのIT人材という「人」の国際的な移動は、アジア地域におけるIT人材の育成に大きく関係し,アジア諸国のIT産業の独自的な発展に貢献しました。

本シンポジウムは、こうしたアジア地域におけるIT人材の移動が、アジアのIT産業の発展にどのように寄与したのか、そして、どのようなメカニズムで、彼らが育成されたのかについて明らかにしたいと考えています。

開催概要

開催日時

2009年11月21日(土)14:00〜17:00 ※当日のスケジュールは別紙チラシのとおり

基調講演者

マーティン・ケニー氏(カリフォルニア大学デービス校教授)

シンポジスト

江崎 宏氏(株式会社パソナテック 海外事業部 グローバルソーシングシニアアドバイザー)

安藤 穣氏(インフォシステクノロジーズリミテッド)

中川 涼司氏(立命館大学国際関係学部教授)

夏目 啓二氏(龍谷大学経営学部教授)

司  会

石上 悦朗氏(福岡大学商学部教授)

細川  孝氏(龍谷大学経営学部教授)

※各報告者の略歴は別紙チラシのとおり

主催、共催、後援団体など

主催:龍谷大学

共催:龍谷大学経営学会、龍谷大学経営学部同窓会、龍谷大学親和会

後援:経済産業省近畿経済産業局、大阪商工会議所、京都商工会議所