文部科学省の進めるAFC(学術フロンティア)推進事業は、私立大学における研究基盤を強化し、科学技術の推進に資することを目的に平成9年度に設けられた。

 私立大学の大学院研究科や研究所の中から、1)優れた研究実績をあげ、2)将来の研究発展が期待される卓越した研究組織が「学術フロンティア推進拠点」に選ばれ、内外の研究機関との共同研究を推進する。

 共同研究は、学部、大学間、国際共同、学際領域など、多方面にわたることが規定されていて、龍大の学部が連携し、学外や海外の研究機関とも手を結ぶ「古典籍デジタルアーカイブ研究センター」はAFC推進事業の目的趣旨にも合致。

 研究期間は5年間。龍大ならではの特色あるテーマで、全国の私立大学から選ばれて最先端の研究を行なうプロジェクトは、新しい知の創造に挑戦する輝かしいスタートだといえる。

 研究費の50%は、文部科学省ならびに日本私立学校振興・共済事業団からの補助金が得られる。ちなみに5年間の研究費総額は7億9千200万円。
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