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大宮図書館リニューアルオープン
最新の機能を備え、耐震性・環境への配慮・バリアフリーを
考慮した図書館に生まれ変わりました。
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建物中央に、ガラス張りのエレベーターを設置。その横には、中央階段とインターネットコーナーを配している。階段を上ると、広々とした閲覧席と書架があり、その上には、「コビ砂漠を進む大谷探検隊」の陶板画が飾られている。
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2年8ヶ月に及ぶ改修工事を終え、今年1月に全面リニューアルした大宮図書館。最新の機能と空間を備え、分かりやすい動線と広く利用しやすいフロアを持つ図書館に大きく生まれ変わった。
この大宮図書館は、1936(昭和11)年に竣工。これまでに身障者用リフトを設置するなどの改修を行なってきたが、老朽化が進むとともに、書庫および閲覧スペースが不足するなどの問題が出てきた。そこで、歴史ある多くの図書資料を所蔵する図書館として、将来を見据え、充実した機能と空間を備えた施設を目指し、増築・全面改修した。
大宮図書館は、地上4階建ての鉄筋コンクリート造りで、西洋建築と仏教建築を組み合わせた特色ある外観が特徴。今回のリニューアルでは、その気品あふれる外観を変えることなく、旧図書館の中庭部に新たに施設を増築した。新旧施設を一体化することで建物全体の耐震性を向上させるとともに、長期的な資料等の所蔵に対応できるスペースを確保した。
さらに、環境へも配慮し、必要な部分のみに照明・空調を行なうタスクアンビエント方式を採用した。
〈改修のポイント〉
○閲覧席と書架スペースの増設
○ブラウジング参考図書コーナーの設置
○視聴覚資料室の設置
○マイクロフィルム資料室の設置
○貴重書庫の設置
○積層書庫の環境整備
○貴重書閲覧室の設置
○バリアフリー環境の実現
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- 「サービスカウンター」(写真上)
弧を描いた形が特徴的な木製カウンター。利用者は座ってレファレンスが受けられる。
- 「視聴覚資料室」(写真右上)
DVDなどの視聴覚資料を大型ディスプレイで視聴できるスペースを2つ、個人で利用できるブースを8つ設置している。
- 「軽読書室」(写真右)
新聞や雑誌等をソファーでゆったりと読むことができる。
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- 「図書館全景」
旧図書館の外観を損なわず、最新鋭の設備を配置する近代的施設に生まれ変わった。建物の屋上両脇をガラス張りすることによって、多くの自然光が差し込むように設計された省エネ構造。
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- ガラス張りエレベーターの1面には、大宮図書館が所蔵する貴重書「平家物語」の一節が記されている。
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- 「正面玄関」
大宮通に面し、威風堂々たる門構えの玄関。
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- 「玄関横庭」
玄関正面横にある庭。植え込みの仕切りやモニュメントなどに、改修前の瓦を活用している。奥に見えるのが西黌。
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- 「玄関ロビー」
ロビー両壁には、トルファン・ベゼクリク石窟寺院の第20号窟にあった仏教壁画をCGで復元し、実寸大に仕上げた陶板を飾っている。写真は「ディーパンカラ佛授記」で、その反対側には「舟上の佛と隊商主」が設置されている。
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- 「コビ砂漠を進む大谷探検隊」の陶板画
改修を記念して本学文学部・短期大学部同窓会から寄贈を受けたコビ砂漠を行く大谷探検隊のラクダ隊の陶板(縦3.7m×横11.9m)が掲げられている。
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○記念講演会 |
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「アジア文化の伝承と発信」(仮題) |
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日時: |
5月19日(金)14時30分~16時45分 |
| 場所: |
龍谷大学大宮学舎 清和館3階ホール |
| 講師: |
張 本義(中国・大連図書館長)
岡田至弘(本学理工学部教授)
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○特別展観 |
| 日時: |
5月19日(金)~31日(水)※土日も開館 10時~17時(入場は16時45分まで) |
| 場所: |
龍谷大学大宮学舎 本館展観室 |
記念講演会は要予約。講演会・展観共に入場無料。
お問い合わせは、深草図書館 記念事業事務局
電話075-645-7885まで。
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