*値段はすべて税込価格。発行年月順に掲載。
『アジアの工業化と日本 ―機械織りの生産組織と労働』 佐々木淳(経済学部助教授)著
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本書では、国際的な視野から在来綿織物業の機械化の問題に着目して、日本工業化における伝統的な制度の持続的展開について論じた。一次史料の分析に基づいた日本経済史に関する研究書ではあるが、アジア経済史の研究成果を取り入れ、「アジアの工業化」との関連で日本工業化のダイナミズムを問い直そうとした試みも行なった。
2006年2月刊/288頁/晃洋書房/4515円
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『公務員制度の研究 ―日米英幹部職の代表性と政策役割』 坂本勝(法学部教授)著
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本書は、日米英公務員制度における幹部職員の「代表性」と「政策役割」に関する比較研究である。第1部は、日米英公務員制度の「代表性」の実態について分析している。第2部は、公務員制度改革と幹部職員の政策役割の連関について分析し、米英の公務員制度改革が政治主導の政官関係をもたらし、公務員制度改革を通じて公共政策にかかわる幹部職員の政策役割が変容している状況について検討している。
2006年2月刊/332頁/法律文化社/6825円
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龍谷大学仏教文化研究叢書15 『中世の文学と学問』 大取一馬(文学部教授)編
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源平の戦いをはじめ、南北朝の動乱、それに続く戦国期の群雄割拠の下での戦いと、中世はまさに戦乱の続いた時代であった。その時代における文学や学問の特質の一端を、本叢書では「中世の学問」「中世の文学」「中世の作品の享受とその展開」の三章に分けて考察し、明らかにしようとした。
2005年11月刊/494頁/龍谷大学仏教文化研究所/非売品 |
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『カレワラ物語』 荒牧和子(社会学部教授)訳
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フィンランド語による最古の文学作品である叙事詩「カレワラ」を現代語の散に書き改め、ヘルシンキで出版されたものの翻訳である。
2005年5月刊/210頁/春風社/1890円 |
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『戦後60年を考える』 田中宏(経済学部教授)著
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戦後補償裁判、国籍差別、歴史認識、地方参政権、外国人学校などについて最近書いたものに、インタビューが加わったもの。
2005年7月刊/221頁/創史社/1890円 |
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『乃木希典―予は諸君の子弟を殺したり』 佐々木英昭(国際文化学部教授)著
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漱石の『心』をはじめ無数の物語に語られ、長く日本人を捉えてきた奇態な軍人の神話と内部の生。晩年に教導した昭和天皇との師弟関係にも斬り込む。
2005年8月刊/456頁/ミネルヴァ書房/2940円 |
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『真宗和語聖教― 一念多念文意・唯信鈔文意・尊号真像銘文』
林智康(文学部教授)著
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本書は浄土真宗本願寺派(西本願寺)の布教使の研修会である布教講会において、親鸞聖人の主要な和文の著述を分かりやすく講述したものである。
2005年8月刊/172頁/百華苑/1785円 |
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『ソーシャルワークの面接技術』 栗田修司(社会学部助教授)訳
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ソーシャルワーカーが重視する面接技術について、援助過程にそって実践上の具体的例示を加えながら問題解決アプローチの視点で簡潔に記述している。
2005年9月刊/174頁/相川書房/1680円 |
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『彼の人に学ぶ』 佐々木英昭(国際文化学部教授)共著
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戦国武将から現代の芸能人まで歴史上出色の人物を荒俣宏、佐野眞一、島田雅彦、萩本欽一、藤本義一、山田太一ら著名人が縦横に語った異色の論集。
2005年10月刊/279頁/冨山房インターナショナル/1680円 |
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『消費生活思想の展開―現代消費者教育論』 松浦さと子(経済学部助教授)共著
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改正制定された消費者基本法における消費者の「権利の尊重」「自立の支援」の基本理念に基づき、より啓発された消費者育成の教育の役割を問う。
2005年10月刊/288頁/税務経理協会/3465円 |
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『ネットワーク社会』 松浦さと子(経済学部助教授)共著
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インターネットの急速な普及に伴い、社会のネットワーク化・デジタル化のインパクト、問題点などを実証的データをベースに考察する。
2005年10月刊/344頁/ミネルヴァ書房/3675円 |
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『アジア市場のコンテキスト ―グローバリゼーションの現場から(東南アジア編)』
川端基夫(経営学部教授)著
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グローバル企業はアジア市場をどう捉えるべきなのか。各国の市場が有する自律的ダイナミズムを「市場のコンテキスト」と呼び、その実像を活写する。
2005年10月刊/254頁/新評論/2310円 |
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『僧侶のための仏教カウンセリング入門』 友久久雄(文学部教授)著・監修
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カウンセリングの基礎、カウンセリングの実際、いのちのカウンセリング、僧侶カウンセリングなど、各章で仏教カウンセリングの在り方をやさしく紹介する。
2005年10月刊/343頁/四季社/1万2600円 |
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『現代立憲主義の認識と実践』 諸根貞夫(法科大学院教授)共著
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現代立憲主義の実相を多角的な視点から解明し、立憲主義の定着と発展のための実践的課題をも視野に入れた共同研究の成果を反映した著作。
2005年11月刊/600頁/日本評論社/8925円 |
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『「後漢書」第十冊 列伝八(巻七十五〜八十)』 吉川忠夫(文学部教授)訓注
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六夷伝、すなわち後漢時代の周辺諸民族に関する記事を収める本冊をもって、全十冊の訓注の仕事は完結。あとは別巻一冊を残すのみ。
2005年11月刊/386頁/岩波書店/9450円 |
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『漱石文学全注釈10―彼岸過迄』 田口律男(経済学部助教授)共著
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夏目漱石の『彼岸過迄』に描かれた様々なモノ・コト・ヒトの意味するところを、同時代コンテクストとの示差的な関係において検証した全注釈。
2005年11月刊/474頁/若草書房/9765円 |
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Yapou,betail humain カルドネル・シルヴァン(国際文化学部助教授)訳
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沼三正の『家畜人ヤプー』の第一巻の仏語訳。
2005年11月刊/446頁/Editions du Rocher, Laurence Viallet Desordres/24ユーロ |
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Topaze カルドネル・シルヴァン(国際文化学部助教授)訳
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村上龍の『トパーズ』の仏語訳。
2005年11月刊/90頁/Editions Inventaire-Invention/7.5ユーロ |
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『[新版]環境と倫理―自然と人間の共生を求めて』 丸山徳次(文学部教授)・本田裕志(文学部助教授)共著
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1998年に出版された環境倫理学の定番の改定新版。加藤尚武編。「人間中心主義と人間非中心主義との不毛な対立」「持続可能性とは何か」など全12章。
2005年11月刊/283頁/有斐閣/1890円 |
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『漢訳五本梵本藏訳対照無量寿経』 大田利生(文学部教授)編
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現存する無量寿経諸本を比較対照したテキスト。浄土教思想研究にあたり基礎的な資料として、また思想展開をあとづけていくために必備の書である。
2005年12月刊/296頁/永田文昌堂/1万2600円 |
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『ドン・キホーテ事典』 樋口正義(経済学部教授)共編著
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作者セルバンテスと著書ドン・キホーテ、西欧文学とドン・キホーテ、スペイン黄金世紀のドン・キホーテ、日本のドン・キホーテ等を網羅した事典。
2005年12月刊/433頁/行路社/5250円 |
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『南方熊楠の森』 松居竜五(国際文化学部助教授)編
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紀伊半島で1901年から生態調査を行ない、仏教に基づく独自の世界観を作り上げた南方熊楠の足跡を豊富な写真・映像資料とともに紹介。
2005年12月刊/216頁/方丈堂出版/3000円 |
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『南方熊楠英文論考「ネイチャー」誌篇』 松居竜五(国際文化学部助教授)訳
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南方熊楠の英文論考中、『ネイチャー』誌掲載分と関連論文63本を訳出。近代西洋諸科学に東洋の学を拮抗させた若き日の活動を初めて浮き彫りにする。
2005年12月刊/422頁/集英社/5880円 |
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ENGLISH COMPOSITION WORKBOOK-Second Edition 村田和代(法学部助教授)共著
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基本文法から始める実用英作文テキストの改訂版。前版を使用した先生方からのフィードバックを基に新たな文法項目を加え、練習問題や教授用資料も充実させた。
2006年1月刊/103頁/マクミランランゲージハウス/1890円 |
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Adat Minangkabau dan Merantau dalam Perspektif Sejarah (歴史のなかのミナンカバウ母系制度と出稼ぎ慣行) 加藤剛(社会学部教授)著
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インドネシアのミナンカバウは現存する世界最大の母系社会である。母系制の存続を、農地への人口圧を軽減する出稼ぎ慣行との関係から解明する。
2006年1月刊/302頁/Balai Pustaka |
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『ポライトネスと英語教育―言語使用における対人関係の機能』 村田和代(法学部助教授)共著
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国内外の英語テキスト、教室談話、異文化体験アンケート等を対人関係機構の視点から分析し、言語の対人関係機能面(ポライトネス)を意識した英語教育を提案する。
2006年2月刊/240頁/ひつじ書房/6510円 |
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『ヨーロッパ・デモクラシーの新世界』 高橋進(法学部教授)共編著
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ヨーロッパ憲法条約の制定と統合が進む中でのEU各国の政治や外交、市民社会の変容を、仏・独・英・伊等について考察している。
2006年2月刊/早稲田大学出版部 |
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『介護のための英語』 河野淳子(文学部講師)共編著
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生活援助場面を中心に各ユニットが構成され、介護福祉士、ホームヘルパーなど介護の第一線で働く人々にも役立つよう工夫している。
2006年2月刊/52頁/中央法規出版/1500円 |
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『光の街―出逢劇団の人びと』 |
ぼくは若宮光、小学5年生。好きなことばは通天閣。座右の銘は新世界。こんど、ぼくのクラスに、吉水よし美という女の子が転校してきた。よし美は出逢劇団という大衆演劇の一座に出入りするようになった。そんな矢先に、小さな宿屋を切り盛りしていたお母ちゃんがガンを宣告された・・・。
浅田宗一郎(87年文学部仏教学科真宗学専攻卒業・僧侶・大阪府堺市) 2005年12月刊/197頁/岩崎書店/1260円 |
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★お詫びと訂正★ |
龍谷60号「みんなの本棚」で紹介した『草食獣』の著者名に誤植がありました。正しくは「吉岡生夫」さんです。お詫びして訂正いたします。 |
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