龍谷 2006 No.62

 


TOPICS/トピックス
卒業生へのサービスを強化しました

 全国に約13万人の卒業生(校友)を抱える龍谷大学では、卒業生と大学との間で緊密な情報交流を図ろうと、龍谷賞表彰やホームカミング・デーの開催など様々な取り組みを行なってきた。
 さらに2006年度からは、新しい取り組みとして、@在学生を中心に行なってきた就職支援サービスを卒業生にも拡大した「龍谷大学卒業生支援センター」の開設、A卒業生が来校した際にくつろげるスペース「校友サロン」の設置、B大学に関する最新情報や卒業生を対象とした大学からのメッセージを発信する「倶楽部りゅうこく通信」の発行、の3つのサービスを開始している。
 今回はその内容について紹介する。

■卒業生に対しマンツーマンできめ細やかな就職・キャリア支援を開始
 龍谷大学では、キャリア開発支援に関わる専任事務職員に対して、高い専門性を持つ「キャリアカウンセラー(CDA)」資格の取得を奨励し、在学生のみならず、卒業生に対しても個別相談に応じるなど、質の高いキャリア支援業務を行なってきた。
 そして、今年の4月には、オムロンパーソネル株式会社(OPC)と連携して、「龍谷大学卒業生支援センター」を開設し、卒業生のキャリア・就職支援をより強化している。
 大学を卒業後、様々な事情により就職、転職、再就職を行なう卒業生求職者は、年齢層や職歴、個人の状況により考え方や要望も異なっており、これら個々のケースに応じた支援内容や体制が求められてきた。
 そこで支援センターでは、個別カウンセリングを基本に、マンツーマンによる徹底サポートでより手厚いキャリア・就職支援を実施している。
【龍谷大学卒業生支援センターでの支援の内容】
 初回ガイダンス(インテーク面談)においてキャリアコンサルティングの内容を確認し、
コンサルタントとともに下記メニューから3コマ受講のスケジュールを立てる。
 また、相談者の希望により、適性・適職診断を受けることも可能。


  メニュー(1回約60分)
概     要
1.履歴書・職務経歴書の書き方
履歴書・職歴書の役割・意味について理解させるとともに、作成見本の活用や本人が作成した履歴書・職歴書へのアドバイスなど効果的な作成方法を習得する。
2.自己分析・キャリアの棚卸
自己分析・キャリアの棚卸を行なうことで興味・能力・価値観を整理し、アピールポイントの抽出方法を習得する。
3.求人情報の収集の仕方
様々な求人情報の入手の仕方及びその活用方法などをアドバイスし、早期就職に結びつける。
4.面接の受け方・面接準備
就職活動での最重要ポイントである面接に向けての心構えや準備などを理解させるとともに、採用側の視点から見たアドバイスなどを行なう。
5.模擬面接
ロールプレイング手法を活用し、面接での質問に対する対処方法など個々人の特徴を把握しながら実践指導する。

 そのほか個別相談含め、必要と思われるカリキュラムを相談者が選択し、経験豊富なコンサルタントによる各人の弱点強化や自己認知など現状とニーズに応じた個別コンサルティングを実施している。なお、希望者には企業情報・求人案件の紹介も行なっている。
 詳しくはキャリア開発部(電話:075-645-7878)まで。


下田学さん(OPCキャリアカウンセラー) 下田学さん(OPCキャリアカウンセラー)のコメント
 1982年に龍大文学部を卒業後、22年間の会社員人生を経て、昨年4月に社会保険労務士&キャリアカウンセラーとして独立しました。後輩の皆さんが、道に迷うことなくしっかりと社会に踏み出していってもらえるように、私の社会人としての経験、キャリアカウンセラーとしての知識を少しでも役に立てていただければと、全力でこの仕事に取り組んでいます。
 就職活動は「案ずるより産むが易し」です。同じ悩むのなら、行動しながら悩みましょう。できるだけ多くの方にお会いできることを心よりお待ちしております。

■卒業生向けメールマガジンサービス「倶楽部りゅうこく通信」を発行
 「倶楽部りゅうこく通信」とは、今年の3月から開始された卒業生向けメールマガジンサービス。龍谷大学のあらゆる情報や様々な取り組みをひと月に一度のペースで紹介する最新情報満載のメールマガジンである。
 8月現在で登録者数は800名を超える。毎月の定期発行とは別に、臨時増刊も発行し、秋には龍谷祭特集号や課外活動シーズン歓待号などが予定されている。
 この倶楽部りゅうこく通信は、通常のメールマガジンサービスとは少し異なり、随所に大学のホームページと連携した企画内容が盛り込まれている。例えば、 Back to the 19XX !!〜あの頃の龍谷大学 では、過去の大学広報誌「龍谷」や「YEAR BOOK」を参考に、教職員やOB・OGから聞き取った話を掲載。昔の新聞を図書館にある縮刷版で調べるなど、流行や社会問題についての時代考証にも力を入れ、当時の龍谷大学の姿をよみがえらせている。
 また、「探訪記シリーズ」では、龍谷大学に新たにできた施設や改修した設備を分かりやすく紹介している(8月に発行した第6号では、バトン・チア・SPIRITSへの体験レポートを行なうなど、体を張った内容が本メールマガジンの特徴でもある)。
 このメールマガジンを運営している編集部のスタッフは全部で7名。入試や学生生活、キャリア開発、生涯学習といったあらゆる面から情報を提供している。編集部のスタッフは「メルマガの登録者の方が、母校から配信される便りに学生時代を懐かしく振り返っていただき、忙しい仕事の合間にほっと息抜きできる瞬間を味わってもらえれば」と口をそろえる。
 取材で、第6号の打ち合わせに参加したが、常に笑い声と新しい提案が絶えない活気あふれる会議が印象に残った。これからも様々な企画を予定していると教えてくれた。例えば、大学生協の協力のもと、昔の食堂メニューを復活させるグルメ版Back to the 19XX !! なる企画を予定しているとのこと。このうちのいくつかのメニューは「龍谷祭」と同日に開催されるホームカミング・デー(11月5日)で披露される予定で、卒業生の皆さんにとっては、気になる情報ではないだろうか。
 なお、主な対象は卒業生向けの情報としつつも、今後は在学生や保護者の方、その他一般の方も登録できるようにしていく計画だ。
 メールマガジンには紙媒体では紹介しきれない情報や大学の最新の情報が盛りだくさん。登録は下記の〔登録フォーム〕から手続きできる(登録は無料)。
 他大学では見られない個性的なメールマガジンサービスとしての「倶楽部りゅうこく通信」にぜひ登録を。

倶楽部りゅうこく通信「主な掲載企画」

企画名
内容
ことばの散歩道
宗教部の標語から、その季節や掲載情報に関連する「ことば」を紹介
『一期一会』
こころに残る教え子たち ※
本学の教員が、自分のゼミ生など、過去に出会った思い出に残る学生をリレー形式で語るコーナー
龍谷大学最新情報
龍谷大学で行なわれる最新情報をタイムリーに掲載
サークルの今 ※
活発に活動する様々な学友会サークルを、サークルのOB・OGを含めて紹介大学の最近の動きや取り組みにスポットをあてて紹介
探訪記シリーズ ※
龍谷大学に登場した新たなスポットを探訪記として紹介。過去に取り上げたのは「Cafe樹林」「大宮図書館」「智光館」など。
Back to the 19XX ! ! ※ ある年にスポットをあて、その時、龍谷大学では何が起こっていたのか、社会の動きなども取り上げながら紹介。
第6号までの掲載年は「1979年」と「1984年」。

※ 龍谷大学のホームページからも閲覧可能( http://www.ryukoku.ac.jp/

龍谷大学ホームページ
【登録フォーム】
http://www.ryukoku.ac.jp/mmg/kouyu/
編集会議風景

■「校友サロン」がオープン

「校友サロン」がオープン  卒業生が憩える場として、深草学舎21号館1階(校友会事務局横)に「校友サロン」がオープンした。
 校友サロンは、卒業生向けの総合案内窓口としての位置付けであり、卒業してからも気軽に大学に立ち寄り、くつろげるスペースとなっている。
 部屋には42型の大型プラズマテレビやインターネット検索ができるパソコン、大学・校友会関係資料などが設置している。 母校に立ち寄った際の交歓の場として、また、校友との懇談の場として自由に利用できる。
■校友サロン
○場  所:深草学舎
       21号館1階
○開室時間:平日
        9時〜16時30分



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