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↑たたらの大きな工房は「高殿」と呼ばれた。4本の主柱によって支えられ、屋根は栗の薄板葺き。屋根の真ん中は取り外し可能で、防水用の桶が置かれていた。
↓たたら製鉄の原理は、砂鉄を木炭の燃焼によって還元、溶解し、炉壁を侵食して生成するノロ(鉄滓)を排出しながら、徐々に大きな鉄塊( )を成長させるというもの( 押し法)。展示されている は約3トン。部位によって炭素量が異なり、砕いたあと数種類の等級に分けられる。 |
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安来湾に面して建つ和鋼博物館。外観のユニークな形は、かつて、たたら製鉄が行なわれた建物「高殿」をイメージしているとか。お隣は日立金属安来工場。博物館の前身は、昭和21年に開館した工場付属の展示施設「和鋼記念館」である。 |
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