文学部 |
|
 |
 |
真剣さが伝わる「マスコミ論」の講義 |
「マスコミ論」から
テレビアナウンサーが誕生
文学部・短期大学部同窓会の寄付講座「マスコミ論」の受講生から、またまたアナウンサーが誕生した。 アナウンサーになったのは田中理紗さん(2005年英語英米文学科卒業)。小学生の頃からアナウンサーに憧れていたという田中さんは今年4月、新潟放送のアナウンサーとして採用され、見事に夢を現実のものにした。
マスコミ論は、文学部3年生を対象に1997年度から始まり、2002年度から毎日放送特別顧問の神前俊彦氏(社会学部客員教授)が講義を担当。これまでに受講者をマスコミ関係へ多数輩出した実績があり、マスコミ志望者にとっては特に人気の高い講義だ。 田中さんを指導した神前氏は「授業にも熱心に耳を傾け、レポートも欠かさず提出していた。授業以外でもエントリーシートの確認に来るなど特に意欲的な学生だった」と印象を述べる。
文学部のキャリア支援科目の中でも、マスコミ論は特に就職に直結した講義内容が特色。今年度は前期講義中に採用試験でよく取り上げられる「10年後の私」というタイトルでレポートを課し、夏休みには就職活動を意識したエントリーシートの作成がある。後期には複数回のレポート作成と添削を行なう予定だ。
マスコミ論はマスコミ志望者だけでなく、企業への就職を強く希望している学生も文章作成能力の向上をめざして受講している。
神前氏は「学生の文章は、初めはとても就職活動に使えるような内容ではないが、指導して何度も書き直させるにうちに、それなりの形になってくる。そのキャッチボールが未来の田中さんを作るんです」と話す。 |
|