キャリア3年でF4に昇格。将来が楽しみな若手有望株
時速200キロを超えるスピードで走るプロレーシングの世界。そのコースの入り口に立ったばかりの現役大学生ドライバーが入榮秀謙さんだ。
レース歴は今年で4年目。17歳のときから本格的にレーシングカートを始めキャリアを磨いた。1年目の2004年に鈴鹿FJ1600に初参戦。2005年には、後半戦3戦でベスト10に入り、FJ1600シリーズの日本一決定戦で8位を獲得。ファステストラップ(一周のラップタイムが最速)も記録した。
この成績が認められ、キャリアが浅いにもかかわらず、2006年1月にF4に昇格。昨年は、スポット参戦にもかかわらず西日本選手権で過去最高位の4位に入るなど、この数年でめきめきと成長している。
「親の話だと、ベビーカーに乗っていた頃から車が大好きだったらしいですよ」と楽しそうに笑う。成長するにつれて「カッコいい車で速く走りたい」という思いは強くなり、高校3年の夏、思い切って鈴鹿のチームガレージに電話。本格的にこの世界に飛び込んだ。現在は、F4クラス(フォーミュラトヨタ)に上がり、来年にはF3昇格をめざしている。 |