花壇管理事業で障がい者の就労支援を
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大型プランターへの共同植え込み作業もおこなった |
今年3月、深草学舎中央広場において精神障がい者の就労を支援する「花壇管理事業」が開始された。
これは、本学が花壇設営を業者に委託する際に、業者が社会福祉法人「伏見ふれあい福祉会」と契約し、同会の精神障がい者授産施設に通所する人達を雇用するよう働きかけて実現したもの。深草学舎中央広場に設置された、直径1.5メートルと1メートルの大型プランター計21基には、「京都ふれあい工房」の利用者と、短期大学部学生の共同作業によって植え込みがおこなわれ、四季折々の美しい花が深草学舎に彩りをそえている。
今回の取り組みは、障がい者雇用の場を創出するとともに、短期大学部教員が事前・事後指導をおこない、短期大学部の学生がボランティアとして参画し、障がい者交流・地域交流を交えた福祉教育活動の一環として位置づけられるもの。2年前にオープンした知的障がい者の就労を支援するカフェ「樹林」に続いて、「ノーマライゼーション(障がいのある人とない人が支え合い、活かしあって暮らし、働く社会こそノーマルな社会であるという考え方)」の理念を実践する事業として、いま、学内外から注目を集めている。
※花壇管理事業が産経新聞(2008年3月15日)に掲載されました。
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