いちひめ雅楽会イタリア公演に
雅楽会メンバー3人が抜擢!
ありきたりの言葉かも知れないが、「音楽は国境を超える」とはよく言ったものだ。初めて聞くようなものであっても、意味や歴史を知らなくても、音楽は人の心をたちまちのうちに捉えてしまう。1200年前、中国から朝鮮、日本へと伝わって独自の音楽として発展した「雅楽」でも、同じように通じ、人々の琴線に触れる事ができるのは、なんと感動的な事だろう。
そんな感動を遠くイタリアの地において、肌で感じた学生がいる。一般同好会雅楽会の3人だ。雅楽会は、同好会としての学内活動のほか、京都市下京区の市比売神社の宮司、飛騨富久氏が主催する「いちひめ雅楽会」に所属。学生、社会人を問わず小学生から70代まで200人以上が参加する同会は、国際交流の一環としてフランス、中国、アメリカなどで雅楽、舞楽の海外公演を積極的に開催。2008年11月には、ローマ日本文化会館などの要請を受け、イタリアでも見事に公演を成功させた。
そのイタリアでの演奏メンバーに選ばれたのが、彼ら3人だ。16人がメンバー枠という狭き門のなかで抜擢された精鋭でもあり、大学生の参加人数の数では本学が最も多いという。
「選ばれた時は、やった!と思いましたね。でも、すぐに自分に務まるだろうかと、プレッシャーで不安になりました。他のメンバーに笑われないように、練習にも力が入りました」(岩井さん)。
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