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議会運営を現場で経験
茨木市議会インターンシップ がスタート
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<NPO・地方行政研究コース>
分権社会において活躍する、高度専門的な資質を有する人材を育成。 法学・経済学2研究科共同の、大学院修士課程プログラム。公共政策に関する総合的な研究・学習機会を通じて、分権社会が求める人材養成を目標としている。 |
ますだ たかひろ
増田 貴大 さん
大学院法学研究科1年生 |
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西日本で初めて市議会と大学の連携協定 |
龍谷大学は2010年2月3日、茨木市議会と地域連携協定を締結した。協定の一つとして、龍谷大学大学院NPO・地方行政研究コース学生の市議会へのインターンシップが実現。市議会と大学の連携協定の例は全国でも珍しく、西日本で初めてという。
このインターンシップに6月から参加しているのが、修士1年生の増田貴大さん。市議会での勤務内容や仕事のやりがいについて、話を聞いた。 |
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現場ならではの調査研究 |
茨木市議会事務局の議事課が増田さんのインターンシップ先。与えられた任務は、本人の希望により茨木市の議会基本条例策定に向けての調査研究である。
「院に進んで、議会基本条例について調べていた時にちょうど茨木市議会と大学が協定を結んだことを知り、こんなインターンシップの機会はないと、参加を決めました」
議会基本条例とは、市民に開かれた議会改革などを目的に、情報公開や広報の充実といった議会運営のあり方について定めた条例のこと。2006年の栗山町議 会基本条例の制定を皮切りに、多くの地方議会で策定が進んできた。茨木市議会でもこのほど、策定に向けての取り組みがスタート。増田さんは、これまでに定められた100余ある議会基本条例のなかで、茨木市の環境に類似した案件を抽出し、条文の内容やどういう検討過程を経て制定に至ったかなどを調査し、9月末のインターンシップ終了までに報告書にまとめる予定だ。
「条文だけを見るとどこも内容は似ていますが、策定までの過程には各議会の特色が出てきます。どういう委員会を立ち上げて検討してきたか、各会派の議員の意見調整をどうやって進めてきたかなど、自治体によって方法は様々。本や授業ではなかなか見えない部分なので、そこの話を聞けるのは現場ならではのことですし、やりがいがありますね」 |
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学生の希望に応じてインターンシップを |
増田さんはこの経験を、議会だけでなく様々な場面で役立たせたいと語る。
「人間関係や地域性といった様々な課題を調整し、合意を得ていくというプロセスは、議会基本条例や政治の分野に限らず、会社の組織でも地域のコミュニティでも必ず出てくること。将来自分がどんな道に進んでも、この経験が活きてくる場面はあると思います」 茨木市議会ではまた、学生の希望によってインターンシップの内容を検討していきたいという。
「本会議や委員会の運営方法を学びたいなど、ほかにも興味があればお手伝いさせていただきたい。増田君は専門知識もあり、内容の深い話もできています。何でも興味を持ってがんばる方が、現場では一番頼もしいと思います」(議事課長 上田氏)
NPO・地方行政研究コースの地域連携協定は、この茨木市議会との協定で68番目となる。本コースでの多くの地域連携の経験は、来年度新設の政策学部・政策学研究科の教育にも活かされていくだろう。 |

茨木市議会事務局
議事課長 上田 哲 氏 |
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ロンロンをよろしく!
龍谷大学マスコットキャラクターの名前が決定
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親しまれやすく呼びやすいネーミング |
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創立370周年記念事業の一環として昨年10月に製作された本学マスコットキャラクター。その名前が「ロンくん」に決定した。
ネーミングの募集は、本学学生と教職員を対象におこなった。その応募のなかから厳正なる選考の結果、キャラクターデザインからイメージがしやすいことや、幅広い世代の方から親しまれ呼びやすい点から、「ロンくん」が選ばれた。また、採用ネーミング賞が応募者の岡本雄太さん(経営学部4年生)に贈られた。 |
「ロンちゃん」も新たに登場 |
なお、在学生等から男女ペアでのキャラクターに対する要望が多数寄せられたことから、女の子版のキャラクターを新たに作成し、名前を「ロンちゃん」に決定。男女あわせて「ロンロン」とした。
親しまれるマスコットキャラクターとなるよう、今後様々なグッズ展開などを検討していく予定。また、入学式、卒業式、オープンキャンパスやスポーツの対外試合の応援など、本学の様々な行事にも着ぐるみ「ロンロン」が登場していく。 |
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「採用ネーミング賞」受賞者
岡本 雄太さん(経営学部4年生) コメント |

ネーミング賞受賞の岡本くんとロンロン |
応募したときは、マスコットキャラクターのデザインが「龍」だったので、そこから、かわいらしくて呼びやすい名前を連想して「ロンくん」がいいなと思いました。まさか自分が選ばれるとは思っていなかったので、信じられない気持ちです。これから、様々な人に、このキャラクターが使ってもらえると嬉しいです。 |
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日本代表としての誇りを胸に戦った
アジアジュニア選手権・400M障害で芝田選手が優勝
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しばた はるか
芝田 陽香さん
短期大学部社会福祉科2年生
西京高等学校出身 |
7月3日、第14回アジアジュニア選手権(ハノイ)において、本学所属の芝田陽香選手(短大2年)が女子400メートル障害走で優勝した。
6月におこなわれた日本選手権でシーズンベストが出たことが、アジアJr.日本代表に選ばれるきっかけとなった。日本代表に選ばれることが夢だったという芝田選手。 「夢がかなってとても嬉しく感じるのと同時に、日本代表としての誇りをもって戦うことを強く思いました」と語る。
しかし、芝田選手にとって海外遠征は初めての経験で、食事も合わず体調もベストではなかったという。そんななか、結果はなんと優勝。 「いろいろな人に支えていただいたおかげで優勝することができ、とても嬉しいです。タイムは満足いくものではありませんでしたが、優勝できたことで次につながったと思います」
彼女は、9月におこなわれる全日本インカレでも表彰台をめざす。 |
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