龍谷 2010 No.70


新学部長が決まりました
 

黒田 浩一郎 教授

社会学部長

 

くろだ こういちろう

黒田 浩一郎 教授

任期:2011.4.1〜2013.3.31

 

 2001年4月に11年間勤めた神戸女学院大学から龍谷大学社会学部に移ってきましたので、今年度末でちょうど10年になります。2009年9月から2010年3月に研究主任、2009年11月から2011年3月まで研究科長を勤め、いわば切れ目なく4月から学部長ということになります。私の専攻は社会学、研究分野は健康と病気の社会学で、社会理論や食と食事の社会学へも研究分野を拡げていこうと考えているところです。新学部長としての所信・意気込みとしては、「学部長としてしなければならないことを見極め、そのうち、自分の権限と力量の範囲でできることだけをできるかぎり遂行する」といったところです。

   
越前谷 宏 教授

文学部長

 

えちぜんや ひろし

越前谷 宏 教授

任期:2011.4.1〜2013.3.31

 

 1992年に文学部に着任。教務主任、入試部長を歴任。専門は日本近代文学、特に昭和期の文学を研究課題としています。
 文学部では、初年次から系統的に演習科目を積み上げ、学修の集大成としての卒業論文を必修としています。大学教育の質の保証が求められるなか、卒業論文との有機的連携を一層強化した体系的な教育プログラムの再構築が必要となるでしょう。「学士力」あるいは「社会人基礎力」の養成が、学生の就業力育成へと直結しているはずです。文学部だからといって出口の保証を免責されるわけではありません。また、社会的ニーズに応えるという意味では、臨床心理学科の設立、始動という大きな仕事が控えています。

   
藤原 直仁 教授

短期大学部長

 

ふじわら なおひと

藤原 直仁 教授

任期:2011.4.1〜2013.3.31

 

 専門は心理学。生理心理学の領域から、ヒトの注意機能の分析などを研究課題としてきました。学内では、研究主任、教務主任、大学評議員を歴任し、学部長2期目。
 昨年度、短期大学部は開設60周年を迎えました。この節目の年に学科改組の準備を進め、2011年度から新たな教学体制をスタートさせます。改組の中心は、社会福祉学科の『教養福祉コース』設置と、『こども教育学科』の新設です。今回の改組を踏まえ、短期大学部の発展のために何が必要か、これからも慎重に見極めていきたいと思います。

   
重本 直利 教授

経営学部長

 

しげもと なおとし

重本 直利 教授

任期:2011.4.1〜2013.3.31

 

 専門は経営組織論、社会経営学。主要著書は『意識と情報における管理』『社会経営学序説』『大学経営学序説』。様々な経営体における人と人の関係性が人間及び社会に与える影響を研究しています。また『社会経営学研究』『大学評価を考える』『市民の科学』など各誌の創刊・編集に携わってきました。学内では、評議員を2期、京都産業学センター代表を務めました。学生には「21世紀は経営学の時代」と常々語っています。関係性をいかにマネジメントするかが事の成否を決します。30年にわたる経営学の研究・教育をふまえ大学経営の21世紀的あり方を展望したいと思います。

   
諸根 貞夫 教授

法科大学院長

 

もろね さだお

諸根 貞夫 教授

任期:2011.4.1〜2013.3.31

 

 2004年に龍谷大学着任。法学部に所属後、2005年の法科大学院発足に伴い移籍。法科大学院では、入試・広報主任、研究主任、評議員を歴任。専門は憲法学。愛媛玉串料違憲訴訟で原告弁護団の憲法論を担当し準備書面を執筆する頃から、信教の自由や政教分離原則に関心を持ち、今日に至っています。
 現在、全国的に、法科大学院は様々な課題を抱えています。本学でも、皆さんのご理解を得ながら、この間、既修者コースの開設、学費の改定や奨学金制度の充実、少人数教育の徹底などの諸改革をおこなってきました。今後とも、「市民のために働く法律家の養成」という理念を堅持して、その実現にさらなる努力を重ねていきたいと思っております。

   
鈴木 眞澄 教授

法学部長

 

すずき ますみ

鈴木 眞澄 教授

任期:2011.4.1〜2012.3.31

 

 2004年に龍谷大学法学部着任。専門分野は、公法、EU法。学内では、大学評議員・教務主任など歴任。
「法学部の卒業生はツブシがきく」と言われてきましたが、それは現代社会の構成原理が「法に基づく社会」である以上、「法的なものの見方・考え方」を習得した人材が不可欠だからです。このことはコンプライアンス思想がいきわたっている今日ますます妥当します。法学部は今年度から法律学科1学科制のニュー法学部として生まれ変わるに当たり、新たなカリキュラムを実施します。これにより、深い教養と鋭い人権感覚・正義感を身につけた自立的市民の育成という教学理念のもとで、「法学教育」は一層充実することが期待されます。

   
川添 泰信 教授

実践真宗学研究科長

 

かわぞえ たいしん

川添 泰信 教授

任期:2011.4.1〜2013.3.31

 

 1990年に短期大学部に着任、2008年に文学部に移籍。短期大学部時代には、学生部長、法人評議員、教務主任、研究主任、宗教委員など諸種の委員を歴任。また文学部移籍後は、現在、龍谷大学エクステンションセンターの副センター長の職についています。専門は真宗学。なかでも浄土教理史学が専門であり、特に法然教学と親鸞教学の比較研究を対象としています。
 当研究科は、本年で開設後3年が経過し、課程の完成年度を迎えることになります。特に3年目の実習が重要視されており、しかもその実習は個々人が設定するオーダーメイドの実習です。3年間の課程をとおして、真宗実践の内実を探求するとともに、果敢に現代社会の問題にアプローチしてほしいと考えています。

   
大柳 満之 教授

理工学部長

 

おおやなぎ まんし

大柳 満之 教授

任期:2011.4.1〜2013.3.31

 

 1989年理工学部開設と同時に着任。これまで学長補佐、RECセンター長、評議員や研究主任、学生生活主任を歴任。学部長は2期目となります。物質化学科教授であり、専門分野は無機材料化学です。
 2期目に際し、国際水準の教育課程構築に向けた教育改革を推進し、高い倫理観と国際性を兼ね備えた科学技術者を育成したい、というのが抱負です。また、文部科学省の大学生の就業力育成支援事業(就業力支援GP)に採択された「社会的自立につながる実践的キャリア教育」(平成22−26年度)では事業責任者としても力を注いでいます。2期目の今期、理工学部のさらなる発展に期待してください。


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