「ジャズ研の良さは、いろんな人間が集まっているところ。結成が2005年と歴史が短い分、縛りも少ないですから、排他的じゃない。ジャズは二の次で、とにかく楽器を吹くのが目的という部員がいますし、ビッグバンドオンリーっていう部員もいればその逆もいます」
ジャズの懐の深さを存分に吸収して、何をするかは各々次第。それぞれの「好き!」「これがやりたい!」のクロスオーバーが、ジャズ研の歴史に新たなページを加えていく。
東日本大震災の支援活動として北陸でチャリティーコンサートを開催した。6月に金沢駅、福井駅にて演奏とともに義捐金を募り、たくさんの方から温かい支援をいただいたという。
「金沢では龍谷大学OBが来てくれたり、お孫さんが龍谷大学に通っているというおばあちゃんから募金をいただいたりして、縁を感じました」と、和布浦さん。復興を願いながらの熱い演奏は、お客さんの心に強く響いたことだろう。
現在は、12月の定期演奏会に向けて練習に励む日々という。ジャズ研のバンドが勢揃いして本年を締めくくる大切なライブである。
「定期演奏会では有終の美を飾れるようにしたいですね。この音良かったよ≠チてお客さんから言ってもらえると嬉しいので、練習をがんばりたい。でも、一番嬉しいのはやっぱりノリノリで聴いてくれるお客さんの姿ですね」
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