親和会だより

親和会講演会「人をつくる」という仕事〜企業が求める人材像〜 フリープロデューサー◎木村政雄氏

フリープロデューサー◎木村政雄氏
■プロフィール
 1946(昭21)年、京都市生まれ。69年に同志社大学文学部卒業。吉本興業に入社。横山やすし・西川きよしのマネージャーを8年半務めた後、東京事務所をはじめ、吉本興業の全国展開を推進。92年に常務取締役に就任。02年には木村政雄の事務所を設立。
 現在、フリープロデューサーとして、講演・執筆活動、テレビ・ラジオ出演の傍ら、教育事業・エンターテイメント事業を展開。地域活性などにも取り組む。

 2002年に吉本興業を独立し、フリープロデューサーとして多方面でご活躍中の木村政雄さんが、去る6月11日(土)、深草学舎3号館の大教室で1000人を越える保護者の前で熱弁を振った。
 木村さんの『「人をつくる」という仕事』と題した講演は、文字通り“立石に水を流す”軽快な話し振りで、90分間にわたって会場を沸かした。また、随所で木村さんならではの豊富な体験にもとづいた社会分析を披露。会場は大きな拍手に包まれた。
 講演を終え、ひと息ついた木村さんは、次のように大学生や若者の就職についてコメントした。


■木村さんからのアドバイス
 「本人の希望にあった前向きな企業を!」

 「就職は、大学入試とは違い、テストでいい点をとればいいというわけでなく、いわば“お見合い”のようなもの。相手がNOと言うとだめなんです。だから、大企業ばかりを考えず、縁あれば、本人の夢に多少なりとも近づくことができる会社を目指して欲しい。今年で戦後60年を経過し、日本の国全体が定年になっているのかも知れません。今日の社会の歪みはその証ですから、今までの価値観で物事を考えるのはやめましょう。今は無名の会社でも、将来は伸びていくかも知れません。もちろんリスクはありますが、チャンスも沢山あります。保護者の皆さんも、規模やネームバリューだけを求めず、本人の希望にあった前向きな企業を、薦めてあげてほしいと思います」

熱弁を振るわれる木村政雄氏
熱弁を振るわれる木村政雄氏
司会進行を務めるアナウンサー稲野一美さん(本学OB)
司会進行を務めるアナウンサー稲野一美さん(本学OB)
講演は1000名を超える保護者の関心を集めた。
講演は1000名を超える保護者の関心を集めた。
親和会西川里美監事より花束贈呈
親和会西川里美監事より花束贈呈


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