親和会だより

下宿に突撃おじゃましま〜す ラグビー部 龍谷荘石山 社会学部社会学科2年生 隅田大輔君

隅田君
 隅田君は中学・高校とも本願寺の宗門校である広島の崇徳学園出身。サークルは記虎敏和監督が率いるラグビー部に所属し、昨春はJR瀬田駅前の学生アパートに入居したが、この4月から大津市内の龍谷荘石山が部の合宿所になったことから、ここでの生活がスタートした。

■控え目で「どんぶり鉢一杯」
 そこでまず、「龍谷荘での居具合いはどうですか?」と尋ねると、即座に「快適です!」という言葉が返ってきた。
 隅田君の普段の生活を紹介すると、まず朝7時起床。目覚まし時計3台が鳴って目が覚めるという。朝食は7時半まで。このインタビュー当日の朝食メニューは、肉じゃが・玉子焼き・ハム・焼き魚・昆布煮・ご飯・味噌汁という豪華なもの。朝のご飯は控え目で、どんぶり鉢1杯のみだそうだ。
 次に龍谷荘をミニバイクで出て7〜8分で瀬田学舎に着く。そして9時からの授業となる。昼食は瀬田の学食で済ませ、授業のない空き時間は、もっぱら読書。ラグビー部の練習は、瀬田と深草学舎のほぼ中間点にある大日山グラウンドで。龍谷荘に戻るのが夜10時前で、全員で夕食、洗濯、風呂、就寝というのが標準的な生活のパターン。

共用の冷蔵庫の中は飲み物が中心
共用の冷蔵庫の中は飲み物が中心

共用の大浴場
共用の大浴場
■洗濯は「毎日」が基本
 龍谷荘は大学の課外活動のための施設であるため、1ヶ月の部屋代は2万円(但し1部屋に2人)、食事代は3万円(朝・夕2食)、エアコンや冷蔵庫などの電気代は不要で、隅田君の言葉通りに恵まれている。あえて「苦労」といえば、毎日の洗濯だそうだ。龍谷荘には各階に2台の全自動洗濯機と乾燥機が備えられているものの、やはり手間はかかる。そのため、同居の友人はためるだけためて、一度にまとめてというスタイルをとるが、隅田君は違う。
 「前の下宿ではコインランドリーでしたので、まとめて洗濯しないとお金が掛かり過ぎるので、毎日とはいきませんでした。龍谷荘では、そんな心配はいりません。大浴場も管理人の方が清掃される午前10時頃以外は、いつでも使えます。食事も朝夕、御馳走が出て感謝しています」

部屋には「青春」を語る写真がズラリ!
部屋には「青春」を語る写真がズラリ!

管理人の方と一緒に
管理人の方と一緒に
■将来は教員か消防署員に
 そう話す隅田君の目標や夢は、ラグビー部の全国大会出場。そして卒業後は教員になるか、消防署に勤務するというもので、そのため教職課程を選択するなど、学業面にも力を入れている隅田君。授業で大日山グラウンドでのラグビー部の練習に参加できないときは、一人で瀬田のグラウンドで走り込みやウェイトトレーニングをこなすことになる。
 「龍谷荘でのルールは、夜遅くまで騒がない、お酒やタバコは厳禁、部屋の中に食事を持ち込まないというもので、門限は原則として11時、比較的自由ですね。この龍谷荘をはじめ、大学にたくさん仲のいい友達がいますので、卒業後は関西で就職するつもりです」
 大学生の下宿や寮生活は、やがて社会人となって自立するための礎となっているのだと感じた。


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