親和会だより

私の就職活動体験記 〜頑張った内定学生 INTERVIEW〜

UFJ信託銀行株式会社内定 経済学部4回生 松永 大さん 2004年10月1日、東京丸の内UFJ信託銀行本店にて内定式。この瞬間、2005年度から働く就職先が決定しました。今ではこの会社に出会うための就職活動だったと思うことができます。

 私が就職活動を強く意識し始めたのは3回生の春でした。大学生活の中で多くの人と接し学び、そして授業の中で経済や社会の仕組みについて知りました。その学びを少しでも早く社会に出て実践に移したい、そう思ったのです。そして興味のある金融について、先輩のお話を聞かせていただいたり、資格勉強に取り組むなど少しずつ就職活動の準備を始めました。龍谷大学には先輩を紹介していただける制度もありますし、資格取得を支援してくれる制度もあります。そのような環境が嬉しかったです。

 実際に動き始めたのは企業の説明会やセミナーが始まった3回生の冬でした。初めての経験の連続です。それまでは大学の中で授業を受け、自分で勉強していれば良いという生活でした。それが就職活動を境に全国にいる就職活動生との勝負、何より本当の意味での自分との勝負の世界へと変わっていきました。加えて企業や業界の研究や対策、筆記試験に向けての勉強、日程調整なども同時にこなさなければなりません。さらに追い討ちをかけるように面接がうまくいかず落ちこんだことや、うまくいったと思ってもご縁が無かったことも多々ありました。しかしそこで止まるわけにもいきません。動き続けました。努力と失敗があったからこそ、今内定をいただいている、私にとって最高の企業に出会えたと考えています。

 これから就職を控えた皆さんには、ぜひ妥協せず自分にあった企業や働き方を見つけてほしいと思います。何より自分を考え、見つめなおす最高の機会を楽しんでください。私なんかが本当に内定をいただけるのか…、と不安になることもあるかと思いますが、皆同じです。月並みではありますが自信を持ってがんばってくださいね。


日本トイザらス株式会社内定 法学部4回生 松本 惠さん 就職活動は、自分を見つめなおすチャンスだと思います。私は、就職活動を始めるまでこれほど自分が経験したことを振り返って考えたことはありませんでした。過去の一つ一つの積み重ねが今の自分であり、自信を持って人にアピールするというのは貴重な体験でした。知らない場所に一人で出かけたり、そこで積極的に話しかけて友達を作ったり、社会人に審査されたりすることで大きく成長できたと思います。また、会社説明会に出かけて話を聞くことによって、同じ業種でもそれぞれ違う経営理念や取り組みなどがあり、会社は多種多様であることも勉強になりました。

  就職活動では、自分の足・耳・目を使って積極的に活動する大切さを学ぶことができました。就職活動を通して感じたことは、企業は、学生の中身(質)を見て採用しているということです。大体の採用予定人数はあると思いますが、欲しい学生がいれば多く採用するし、いなければ予定人数より少なくても採用を終えると言っていた企業が多く、印象に残っています。中身(質)とは、その人に価値があるか否かではなく、自信を持って自分の経験したことを相手に伝えられることや、一生懸命取り組む姿勢を指すのだと思います。

  就職活動で一番大切な事は自分に「自信」を持つことです。面接で落とされて悩んだり落ち込む方もいらっしゃると思いますが、反省すべき点は反省して気にしないことです。企業との相性もあるし、面接官との相性もあるからです。そういう場合は、気にせず縁がなかったと思って前向きに考えて欲しいです。第一希望の企業に就職できる人は少ないと思います。思い通りにならなくて、悩んで考えて行動した事は、就職活動を終えた時にかけがえのない財産になるはずです。新卒で就職活動を出来るのは今だけなので、積極的にその時自分に出来る精一杯の就職活動をすることが大切だと思います。


日本イーライリリー株式会社内定 経営学部4回生 北野優衣さん 2003年11月。私の就職活動は本格的にスタートしました。私の父は出張が多く、休日でも顧客に呼び出されては飛んでいく姿を小さい頃から見ていましたので、その頃は自分自身の将来の選択肢に営業職を入れていませんでした。 しかし、12月初旬に興味本位で参加した、ある製薬会社のセミナーで、私の気持ちは180度変わりました。それ以前にもMR(医薬情報担当者)という仕事があることは知っていましたが、どのような仕事なのかはあまり知りませんでした。

 もともと私は、就職したらバリバリ働きたいと考えていましたので、MRの仕事が、他業界に比べても各社ともに教育や自己啓発プログラムが充実しており、日々自分を向上させることが出来るという点、また、自分の働きによって採用していただいたお薬で、患者さんやご家族に貢献できるという点に魅力を感じ、強く志望するようになりました。

 製薬会社と一口に言いましても、日本には数百社の企業があります。その中でも、私が日本イーライリリー株式会社を選んだ一番の理由は、会社の中心にあるLilly valueという三つの理念に心から共感し、また選考の段階で社員の皆さん一人一人にLilly valueが浸透していることを感じたからです。二次面接からは神戸にある本社で行われましたが、外資系の企業ですので、外国の方や障害者の方など様々な社員さんがおられ、お見かけした皆さんがどなたも生き生きと働いておられたことも、この会社を選んだポイントの一つになりました。

 大学のキャリア開発部の皆さんや、キャリアアドバイザーの先輩、友人や家族、たくさんの人に何度も相談に乗っていただき、支えられ、第一希望の会社に内定をいただくことができました。就職活動を通じて、多くの人と出会い、私にとってかけがえのない人達がたくさん出来たことを嬉しく思います。

 現在、就職活動中の皆さんは、これからうまく行かなくて落ち込むこともあると思いますが、本当にやりたい仕事、働きたいと思える会社を見つけ、自分なりの信念を持って頑張ってください。


ダイハツディーゼル株式会社内定 経済学部4回生 仲 直哉さん 私の就職活動は、普段よりもメリハリをつけるように心がけていました。学生生活とは違う場所にこれから足を踏み入れることになるので、意識をして自分の行動にメリハリをつけていました。また、個人的に、全てのことを「楽しく」と考えているので、就職活動中でも楽しみを見つけるようにしていました。就職活動を通じて、自分が何をしたいのかということを、私は見つけることができました。このことによって、会社の内側を見るようになりました。会社名や自分の持っているイメージだけで判断するのではなく、自分のやりたいことができる会社を選択するようになりました。途中で不合格になったことや、失敗したこともありますが、妥協せずに就職活動をすることができました。

 後輩へのメッセージとしては、悩みすぎ、考えすぎ、落ち込みすぎなどのマイナス面はできるだけなくすことが望ましいと思います。常にプラスの意識を持ってください。そして、中途半端な気持ちで就職活動をしないでください。向上心をもって就職活動をしてください。「自分ならできる。」という自信を持ってください。精神論になってしまうかもしれませんが、気持ちがしっかりしていないと、それが行動にも表情にも表れてきてしまいます。ときには、つらいこと悲しいこともあると思いますが、たまには息抜きやストレス解消をしてリフレッシュしてください。そして、気持ちを切り替えて、次につなげていってください。順風満帆ではなく、波瀾万丈の方がおもしろい。というくらいの気持ちをもっていれば、就職活動も入社してからも、しっかりとやっていけると思います。

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