親和会だより

大学懇談会 講演会

唐沢 明 氏

脱マニュアルで突破する就職活動 全国17大学の学生指導から 講師/唐沢 明 氏

  96年秋より日本ジャーナリストセンター、毎日新聞カルチャーシティの講師を勤め、「就職氷河期の救世主」として熱心に就職指導し多くの学生をNHK、日本テレビ、朝日新聞など大手マスコミ界に輩出中。個性あふれる熱血講義には定評があり、龍谷大学をはじめ全国17大学で教鞭を執る。


 昨年秋に開催されていた「龍谷大学大学懇談会」(大学・親和会・校友会の三者共催事業)が、今年度は盛夏の7月27日午後1時から大阪市内の帝国ホテルで開催されました。開会にあたって今春就任の若原道昭龍谷大学学長が大学の近況について報告したあと、岩田隆昭親和会会長が今年度の親和会事業について説明。続いて本学出身の作家で カリスマ就職講師 と称される唐沢明氏が1時間にわたって講演されました。

 午後3時からは面談・就職状況説明会、留学説明会に移り、@学修面談(各学部の教員)A就職面談(各年次毎に分かれてキャリア開発部スタッフ)B就職状況説明(藤田誠久キャリア開発部長)C国際部スタッフによる留学説明が行われました。今年度は700人を超える保護者が来場し、就職関連の説明を熱心に聞き入る姿が目立ちました。

 唐沢氏の1時間にわたる講演は、就職氷河期が終わり、今までなかった一流企業からの内定が多数でているという明るい話題からはじまり、テクニックよりパッション(情熱)を大切にしてほしいという唐沢氏自身の就職活動、就職指導等実体験に基づくアドバイスが中心となりました。その唐沢氏の軽妙な話し振りの中から、ポイントとなる言葉を箇条書きにして紹介いたします。


就職グループ面談 大阪会場
▲就職グループ面談 大阪会場
学修面談 大阪会場
▲学修面談 大阪会場

懇親会で挨拶する若原学長 大阪会場
▲懇親会で挨拶する若原学長 大阪会場
美術部展示

〈唐沢氏の講演から〉
○高校までは、与えられたことを学ぶスタディ(study)、大学は好きなことを自ら学ぶラーン(learn)。
○景気が良くなりチャンスの時代だが、就職活動をせずにラッキーやまぐれはない。
  活動すれば必ず結果がついてくる。
○面接で大切なのは “恥をかく・汗をかく・べそをかく” こと。模擬面接など、とにかく経験を積もう。
○親子のコミュニケーションは、口出しすぎないこと。社会人の先輩としてアドバイス。
○ジェネラリストであると共に、これだけは誰にも負けないというスペシャリストが大切。
  龍谷大学○○学部の誰々ではなく、何ができる誰々さんを目指そう。
○夢中になれるものがあるのは、自己PRのひとつの武器になる。
○面接はコミュニケーションのキャッチボール。相手が受け取りやすいボールを投げ返すことを心がけよう。
○大切なのはスキルよりウィル。転職ではスキルが問われるが、新卒者は何よりも情熱と積極性が大切。
○面接会場に入りノックと名前を告げる10秒間で、プロはどんな学生かわかる。面接でのアイウエオ、
  (ア)=明るい (イ)一生懸命 (ウ)上を向いて (エ)笑顔 (オ)大きな声で
○あたりまえのこと(社会人としての挨拶・礼儀・マナー・敬語)を、あたりまえにできるかどうか。





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