２００８年４月龍谷大学付属平安中学校・龍谷大学付属平安高等学校に

龍谷大学と平安中学校・平安高等学校は、付属化に関する協定を締結し、2008年4月1日より、「龍谷大学付属平安中学校」「龍谷大学付属平安高等学校」として展開することとなりました。

このたびの付属校化は、建学の理念を共にしている両校のこれまでの教育連携の成果を踏まえ、より一層の関係強化を図るものです。龍谷大学の中核となる学生を育成し、建学の理念を体現した人間性豊かな人物を社会に輩出するために、両校が有する教育資源を活かした一貫連携教育プログラムを構築して、両校の教育の改善・充実に資する双方向型の教育連携を推進していくことになります。

１．龍谷大学付属平安中学校

全員が高等学校プログレスに進級する６カ年一貫コースです。中学校では、高等学校課程の先取りをあえて行わず、受験目的ではない特色ある独自のカリキュラムを編成し、高等学校教育で求められる確かな基礎学力・知識を養成します。
また、中高大連携による海外研修や大学教員による特別授業など新しい連携事業の展開も検討しています。

２．龍谷大学付属平安高等学校

これまでの「プログレス」「クリエイト」「アスリート」の３コース制を継続し、さらに龍谷大学との関係を緊密にして展開します。

（１）プログレス

コースの設置理念である文理に偏らない幅広い基礎学力の定着に重点をおき、原則全教科履修型のカリキュラムを継続して行っていきます。

一部の科目において文理選択を可能にしますが、主要５教科は全員学習します。

生徒の目標進路にあわせた教育を効果的に行うために、３年生では、龍谷大学が定める学力基準をクリアすれば大学への進学が保証される「龍谷大学進学クラス（文系・理系）」と、「国公立大学進学クラス（文系・理系）」とに分けることについても検討しています。

（２）クリエイト

このコースもプログレスコースに近いカリキュラムに再編し、全教科履修型を基本とした文理に偏らない幅広い基礎学力の定着をめざします。これまでの選択講座制も部分的に継承し、２年生から自分の興味・関心にあわせた文理別選択授業を一部導入します。

生徒の目標進路にあわせた教育を効果的に行うために、３年生では、龍谷大学が定める学力基準をクリアすれば大学への進学が保証される「龍谷大学進学クラス（文系・理系）」と、「私立大学進学クラス（文系・理系）」とに分けることについても検討しています。

（３）アスリート

このコースは、自分の得意とするスポーツに存分に取り組めるように、正課授業と課外活動のバランスを配慮したカリキュラム編成になっています。このコースの設置趣旨に鑑み、付属校となってからもこのカリキュラムを継続します。

龍谷大学が定める一定の基準を満たせば、大学への進学を保証します。

付属化による新たな展開　－学びのポイント－

これまで高大の教育スタッフが連携して培い成果を上げてきた「龍谷平安学習システム」を継続して実施し、きめ細やかな学習指導による基礎学力の定着を図る独自の教育を充実させます。: ―「不足点を補う」から「さらに実力を伸ばす」へ―
基礎学力の徹底を図るためのステップアップテストで基準点に達しない場合は、翌週に実施する補講でフォローするとともに、各々の生徒の実力をさらに伸ばすためにも活用していきます。
生徒の学問探究に対する意欲や熱意を育むために、新たに「高大連携教育プログラム（課外教育プログラム）」を実施し、大学での学びの体験を通じて、自分の将来や進路（キャリア）を考えたり、高等学校における教育内容との関連を理解できる機会を提供します。
中学校・高等学校（プログレス・クリエイト）では、正課授業科目の中でも大学との連携科目を展開すべく、検討を行っています。［例：福祉（Ⅰ・Ⅱ）、国際理解、理数研究　等］

龍谷平安学習システム　－きめ細やかな学習指導

※学外模試等を利用した客観的な学習到達状況の検証も実施予定

２００８年４月龍谷大学付属平安中学校・龍谷大学付属平安高等学校に

１． 龍谷大学付属平安中学校

２． 龍谷大学付属平安高等学校