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マーケティングをやりたいなら変化するものに興味を持たないと

経営学部 経営学科 佐藤 研司 教授(経営学部長) 佐藤教授は広告代理店で26年間、商品開発に携わってきたマーケティングのプロフェッショナル。経営学部の学部長となった今でも学外へ飛び出して起業家と語り合うなど、“象牙の塔”に閉じこもらないフットワークの軽さが魅力だ。そんな現場感覚をふんだんに取り入れた授業は、その人柄と相まって多くの学生から人気を集めている。そんな授業の一つである「起業論」についてお話を伺った。

経営の全体像をつかんでほしい

「起業論」といっても、「ベンチャー企業を始めよう!」という授業ではありません。むしろ、経営の全体像を理解するための授業ですね。会社を興すには、お金はどうやって用意するか、儲かる仕組みはどんなふうに作るか、クリアするべき問題がたくさんある。これらすべてを学ぶことで、経営の実際を知ることが狙いです。

具体的には、実際に起業した方をゲストスピーカーとして大学に招き、体験談を聞きます。これだけだと「スゴイなあ」で終わってしまうので、次のステップとして、学生が「自分ならどうするか」をディスカッションし、出てきたアイディアを起業家にぶつけます。最後に僕がマーケティング理論にのっとってポイントを整理し、学生の皆さんに提示する。

つまり、一つの授業の中で、起業家の体験談を聞くという「事例研究」と、学生自身が取り組む「ディスカッション」と「プレゼンテーション」、そして「マーケティング理論」を関連づけて学べる。これが「起業論」という授業の魅力です。

起業家の自由な発想力を盗もう

この授業を通して学んでほしいのは、多面的な発想の仕方ですね。一つの物事でもいろんな見方があるし、発見がある。実際に起業家の話を聞くことで、そのことに気づいてほしい。それから、アイディアの背景に目を向けること。起業家がそうした行動や発想に至った背景には何があったのか。

学生さんは「アイディアを考えよう」というと、いきなり紙と鉛筆を持ってきて「うーん」とやり出すんですよね。でも、実際に起業家の方がやっていることはそうじゃない。ゲストスピーカーの話を聞いて、「あ、そういうふうに考えればいいのか」ということを、少しでも感じ取ってもらえればと思います。

よく、企業が新入社員に求める能力は「問題発見能力」と「問題発見解決能力」だとか言いますよね。それはある意味での創造力、クリエテイティビティです。じゃ、クリエイティビティって何?って考えると、発想の自由さとか、視点の多様さなんですよ。

特に、マーケティングをやろうという人は、変化するものに対して興味を持たないと。大きな変化は情報としてどんどん流れてくるけど、実際のビジネスはそんなところで起こっていません。日常生活の中で起こっている小さな変化をとらえたところで、新しいビジネスが生まれている。そこに気づくことがマーケティングの根幹だと思っています。

例えば、コンビニエンスストアに入る時も、何も考えずに入るんじゃなくて、「昨日のコンビニと、今日のコンビニは、どこが違っているかな」と考えて入る。常にそうやって「違いを探そう」という目でみていると、小さな変化にも気づくことができるんですね。

自分で考えて楽しくする努力をする

受験生の皆さんにメッセージを送るとしたら、「せっかく頭がついてるんだから、自分の頭で考えよう」ですね。さっきの「違いを探そう」にしても、能力でも何でもない。思うか、思わないか、だけですからね。違うと思えば見えてくる、面白いでしょ。いちいちメモを取れとか、そんなことやってるとややこしいんで、ただ「うわー見つけた!面白い!」と思えばいいんですよ。

時にはラクじゃないこともありますが、ラクなことって、実は面白くない。これは僕の人生のモットーなんですが、「イヤなことは、やらない」。イヤなことをやるときは、イヤじゃないようにする。学生たちにも言うんですけど、「イヤだと思ってやるんなら、やめてまえ」と。「やるんだったら、楽しくなるようにやれ」と。何ごとも最初から楽しいことはないんだから、楽しくなるように努力をしなきゃいけない。そうすると何でも面白いですよ。

プロフィール

経営学部 経営学科
佐藤 研司 教授(経営学部長)

26年間の広告代理店勤務を経て大学教授に。マーケティングを専門分野として、特に業態論、中小企業におけるマーケティング戦略をテーマに研究。主な担当科目は「流通システム論」「マーケティング戦略論」「起業論」など。マジンガーZと映画をこよなく愛し、研究室にもコレクションがズラリと並ぶ。

→龍谷大学経営学部サイト
→WHO’S who

歴史を自分に投影すれば
現代を考える力も育ちます。

文学部史学科仏教史学専攻
市川 良文(イチカワ ヨシフミ)先生
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何回も現場に足を運んでいれば
少しずつ何かが見えてきます。

社会学部コミュニティマネジメント学科
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国際文化学部 国際文化学科
Julian Chapple(ジュリアン チャプル)

マーケティングをやりたいなら
変化するものに興味を持たないと

経営学部 経営学科
佐藤 研司(さとう けんじ) 教授 / 経営学部長

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