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龍谷大学

挑戦~from.Ryukoku~ vol1 土井和幸さん

Introduction

記念すべき連載 第1回目を飾るのは、大手産業資材メーカー サンスター技研株式会社にお勤めの、土井和行さん(国際文化学部2011年卒業)。学生時代の経験、卒業後の奮闘、私たち後輩へのメッセージなどをうかがいたい。そんな思いで、学生広報スタッフの稗島と北尾が、土井さんがお住まいの東京まで会いに行ってきました!

学生時代の「勢い」は、いつまでも大切に持ち続けたい

今年で社会人2年目となる、土井さん。
会社では普段どんな仕事をされているんですか?

現在は、シーリング材(超高層ビル建築から一般住宅建築の外壁等の水密・気密性を保つために充填する防水剤)を売る営業の仕事をしています。主な取引先は、建築業界の商品を扱う専門代理店の方なんですが、実際にその商品を「使っている」お客様の所にも営業に行きますね。

それは、その商品を製造した側としての責任があるからですか?

もちろん、それもありますが、実際に商品を使っているお客様が、商品そのものの「良いところ」,「悪いところ」を一番分かってらっしゃるということも理由の一つです。

ただ商品を売るだけではない、ということですね。

そう。商品を使ってくれているお客様と直接顔を合わせてリアルな声を聞き、今後、よりよいご提案ができるようにすることも、営業の仕事のひとつなんです。

社会人として仕事と関わる中で、一番苦労したのはどんなことですか?

やはり、何事においても重い責任がかかることですかね。学生時代は、何かを「やりたい!」と思ったとき、やる気と勢いさえあれば大体何でも乗り切れたのですが、今は「会社の看板」を背負っているため、そう簡単に物事を進められるわけではありません。何事も一歩踏みとどまって、先々のことを想定してから行動することが当たり前に求められる。けれど、そればかりにとらわれるのではなく、「学生時代の勢い」というのは忘れずに持ち続けたいですね。

留学で得た出会いと経験は、大学時代での大きな宝物。

どんな学生生活を送られていたんですか?
何か印象に残っている出来事などもあれば聞かせてください。

自分にとって一番大きな出来事と言えば、2回生のときに1年間アメリカで留学したこと。ここで得た経験は、今の生活にもたくさん生かされているように思います。

留学が学生時代の転機となった、とも言えるのでしょうか。

そうですね。でも、「留学」そのものが転機ではなく、そこで色んな人と出会ってさまざまな価値観に触れ、多くのことを学べた事が、自分にとっての転機になったのではないかと思います。物事の考え方はもちろんのこと、食べるものひとつをとっても、国によって文化も価値観も全然異なります。ですので、私自身、物の見方も変わりましたし、世界がかなり広がりましたね。知らない土地での新たな出会いは、大きな刺激になりました。

出会い=「人との出会い」だけとは限らないですもんね。

その通り。自分の足で動いて、見たもの・聞いたもの・感じたもの…そのすべてが「出会い」なのではないでしょうか。まずは自分の意志で行動しないと何も始まらない、ということですね。

社会人2年目を迎えた立場として、土井さんの今後の目標を教えてください。

短期的な目標としては、まず「お客様と上手くコミュニケーションをとって取引を円滑に進めていくこと」ですが、長期的には、「“世界に貢献できるもの”を売れる営業マンになること」ですね。

そのような目標があれば、仕事も楽しくなりそうですね。

もちろん、自分の手元にある仕事の全てが「楽しいもの」ばかりとは限りません。しかし、どんな仕事も「自分の目標を叶えるためのステップだ」と考えて一つひとつこなさなければ、何も始まらない。2年目とはいえ、今もまだまだたくさんの壁にぶつかっている途中なんですよ。

挑戦―今後のビジョン。

本連載企画では「挑戦」というテーマを掲げているのですが、 土井さんが夢を叶えるために、「今」挑戦したいことは何ですか?

私の夢は、「世界で活躍できるようになること」。じゃあ、それは一体「何の分野で」なのか?…まずはそれを具体化することから力を入れたいですね。

最後に、在学中の後輩達に向けてメッセージをお願いします!

学生時代というのは、一生のうちで一番、自分のために時間を使える貴重な期間だと思います。ですので、色んな場所に足を運び、色んな人に出会い、色んな考えに触れるなど、貴重な時間を無駄にしないように過ごして欲しいですね。そうして得た多くの経験と出会いは、絶対に自分の財産になります。どうか、夢をもって頑張ってください。


【取材】
稗島弥生(経営学部3年)、北尾彰悟(経営学部3年)
【記事】
稗島弥生(経営学部3年)、北尾彰悟(経営学部3年)