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龍谷大学

挑戦 from.Ryukoku vol.48 山口 実希さん

Introduction

今月お話を伺ったのは今年から電気事業も開始した、『常に挑戦し続ける会社』株式会社エイチ・アイ・エスにお勤めの山口実希さん(社会学部臨床福祉学科2014年卒)。お仕事の話から就職活動でのエピソード、人生のターニングポイントとなった海外での出来事など、さまざまなお話をお伺いしました。

旅行会社であるエイチ・アイ・エスで山口さんが担当されている仕事内容を教えてください。

入社して1年半は、法人部署の配属となり、一般消費者(BtoC)ではなく、企業・団体(BtoB)を対象に、グローバル事業を支援する仕事をしていました。簡単に言うと営業、海外出張時の手配ですね。ただスポーツが好きで、入社時よりスポーツに関わる部署で仕事がしたいと思っていたので、社内公募を受け、昨年の12月1日からスポーツイベントセクションという部署に異動しました。今の部署では、選手やスタッフを対象としたアスリート支援事業やスポーツイベント事業に関わっています。

仕事内容が全くちがう部署に異動されたのですね。スポーツイベントセクションについて詳しく教えてください。

一応、以前と同じ法人部署ではあるのですが、全く別ですね。今の部署では、スポーツマーケットに携わるファンや選手、チーム、競技団体などのステークホルダーに対し、オリジナリティーと価値を吟味した商品を提案する仕事をしています。簡単に言うと選手の遠征や合宿の輸送の手配です。今はちょうどフットサル大会の開催などをしています。あとは新規企業・団体の開拓だったり、既存の企業・団体との挨拶回りや打ち合わせもしています。スポンサーをしているチームの応援ツアーに添乗に行ったり、団体のお客様のお見送りで成田空港や羽田空港に行ったりと、外出することが多いです。

この仕事にいつから興味を持たれていたのですか。

色んな会社を見てみようと最初は思っていたのですが、志望動機が旅行会社しか書けなくて。今となってはもっと様々な企業を見ておけばよかったなと思うこともあるのですが、志望動機が書けないということは興味がない、行きたくないのかなと思って旅行会社に絞りました。旅行会社に興味を持ったきっかけは、学生時代に海外に行くことが多かったからです。世界を知ることで視野が広がり、そこでしかない出会いもありました。そこで、もっと多くの人に海外に行って欲しいという気持ちが芽生えました。自分も仕事でいろんなところに行ってみたいという気持ちもあり、いろんなことに挑戦できるエイチ・アイ・エスに決めました。

就活の時に注意していたことや気をつけていたことはありますか。

説明会や面接で絶対行っていたのは質問です。「人事の方にいかに印象に残すか」ということを考えていました。「質問をする、しないで評価は変わらない」という考えもありますが、絶対に質問はしたほうが良いです。エイチ・アイ・エスの面接の最後に「質問はありますか」と言われたときに、絶対に入りたいと感じていたので、「御社に入社するにあたり私に足りないものは何ですか」と泣きそうになりながら聞いた覚えがあります。エイチ・アイ・エスは熱意や情熱が好きな会社なので、その質問がよかったのかなとも思います。実は最初はエイチ・アイ・エスが第一志望ではなかったのですが、グループディスカッションや集団面接をフィードバックして頂き、良い点や悪い点を言ってくださって…。選考が進むうちに、『自分にはエイチ・アイ・エスがあっている』と気付くきっかけにもなりました。

山口さんが大学時代に打ち込んできたものはなんですか。

入学した時から後悔しないような学生生活を送りたいと思っていました。そういう気持ちもあって1年生の冬休みに1カ月ニュージーランドに留学しました。実は、留学中に地震があって、自分が死んでもおかしくない状況を経験しました。生きているから言えることですが、貴重な体験をしたと思います。この留学がきっかけで、日本に帰ってきてから東北の雄勝町へボランティアに行きました。その後はカンボジアへも3~4回行きました。日本の方が作った学校にボランティアに行って、テントなどを張り、現地の学校に行けない子どもたちに向けて青空教室を行いました。カンボジアのボランティアに参加した人たちはちょうど同じ年の子が多くて、すごく仲良くなったのでそこから一緒に旅行に行ったりもしたんですよ。大学時代の海外での経験が今の会社を志望したことにもつながってますね。特にニュージーランドでの経験が自分の人生のターニングポイントでした。

山口さんの目標を教えてください。

最近まで目標にしていたのは、今の部署に行くことでしたが、異動後は2020年にある東京オリンピックに関わりたいという気持ちが大きいです。直近の目標で言えば、今はフットサル大会などを開催しているので、その大会の規模をもっと大きくして、エイチ・アイ・エスが冠をつけたフットサル大会をやりたいです。自分たちが関わった選手の皆さんが活躍をしてくださると本当に嬉しいです。そしてやっぱり関西が好きなので、関西のスポーツセクションで仕事がしたい、というのが将来の目標です。東京がどうしても注目されてしまうので、関西の部署に行って盛り上げることが目標ですね。

最後に龍大生へのメッセージをお願いします。

バイトやサークルでも先輩に良くしてもらっていた影響で、学生の頃は早く先輩に追いつきたくて社会人になりたいなと思っていました。でも振り返ってみると、学生時代にしかできないことっていっぱいあって、もっとこれをやっておいたらよかったなと思うこともたくさんあります。本当に学生の間は時間もたっぷりあるし、いろんなことを経験してほしいです。海外にももちろん行ってほしいですし、国内でもいろんな土地に訪れてほしいです。
「これをしておいたら良かった」という後悔をしないよう、日々過ごしてほしいなと思います。


【取材】
石川沙希(社会学部2年)、今井梨夏(社会学部1年)
【記事】
今井梨夏(社会学部1年)

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