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龍谷大学

挑戦~from.Ryukoku~ vol.55 奥村 悠人さん

Introduction

今回は、国立大学法人京都大学で、大学職員としてお勤めの奥村 悠人さん(2016年政策学部卒業)に、お話をお伺いしました。大学職員と聞いて事務をイメージしがちですが、実はそれだけではありません。大学や学生を裏で支えてくれている大学職員のお仕事や魅力について教えてもらいました。

大学職員のお仕事について教えてください。

 私は京都大学の医学部と医学部附属病院の経理をしています。主な業務内容は、文部科学省から補助金がもらえるのですが、それぞれの先生に対して年間に使用しても良い金額を決定し、それが計画通りに遣われているのかを確認することです。補助金は税金が使われていますし、金額も大きいのでミスは出来ませんが、その中にも面白さはあります。大学職員と聞いて、よく教務課の窓口やキャリヤセンターなどをイメージされることが多いですが、大学職員は仕事の幅が広い職業であり、京都大学では経理業務が大きな割合を占めています。経理業務を円滑に行っていく事が大学運営に繋がっていくので責任を大きく感じます。

なぜこのお仕事を選んだのですか?

 大学入学当初から教師を目指しており、在学中に教員免許を取得しました。教育関係の仕事に就きたいという軸を持ち、教員採用試験の勉強と就職活動を同時に行っていく中で、京都大学職員の仕事内容を聞き、大学職員の仕事に興味を持ちました。地元が京都なので京都で働きたいなと思ったのもありましたが、やはり教育関係で働きたかったのが大きいですね。

お仕事のやりがいと苦労を教えてください。

 経理が仕事なのでお金が絡み、一度に使う額も大きく、ミスは許されないので責任は重いです。また今は医学部の経理をしているので専門用語などが飛び交うこともあり、覚えないといけないものが多いのも大変ですね。ですが、私たち大学職員の仕事は、大学や学生を支えており、やりがいがあります。

今後の目標はありますか?

 今の経理の仕事だけではなく、教務課や学生支援、人事など様々な業務を経験してみたいです。そんな中でたくさんの人と関わっていくことができればいいなと思っています。あと京都大学を身近に感じてほしいですね。どうしても京都大学と聞くとお堅いイメージがあるようなので、皆さんに京都大学をもっと身近に感じられるようなことをしていきたいと思っています。

最後に在学生に何かアドバイスをお願いします。

 就職活動を行う上でしっかりと準備はしていました。面接では何を聞かれても自分の言葉で話せるようにすることを心掛けていました。
 また全ての仕事においてコミュニケーション力はとても重要だと思います。また就職候補の1つとして大学職員はいいと思いますよ。京都大学に限らず、どこの大学でも面白いと思います。学生を経験しているのでこんな職員がいれば面白いな、こんな対応をしてくれれば良いななど、学生の気持ちが分かっているので大学職員になってその希望や目的を実行することによってより良い環境を学生と共に作っていける職業です。教育関係に興味がある人はぜひ候補にしてほしいです。


【取材】
石川 沙希(社会学部3年)、上之原 弘己(社会学部2年)
【記事】
上之原 弘己(社会学部2年)

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