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龍谷大学

HOPE!~龍大生なう。~ vol.2 芝啓太さん

Introduction

今回取材したのは、明るい笑顔と気さくな雰囲気が印象的な経済学部ゼミ連の教育執行部代表・芝啓太さん。多くの挫折を経験しながらも、持ち前の積極性とがむしゃらな努力で「学生目線の授業をつくる」という企画に取り組んでいます。そんな芝さんに、リーダーとしての自身の成長や、今後の意気込みについてお聞きしました!

「このチャンスを逃したくない!」

今回取材したのは、去年50周年を迎えた経済学部で何かを起こしたいと考え、経済学部ゼミ連の教育執行部で代表として活躍する3年生の芝さんだ。

チャンスは突然巡ってきた。経済学部設立50周年を記念し、何か企画してみないかと、学部からゼミ連に打診があったのだ。しかし、ゼミ連ではこの企画自体を持ち切れず、当時2年生でゼミ連の副代表であった芝さんが教務課との話し合いの末、ゼミ連外部で経済学部生対象にメンバーの一般公募をした。初めは前例がないため、様々な提案が出ても企画倒れになったり、話がまとまらなかったりして、多くの挫折を味わったそうだ。それに伴い、自身の未熟さも思い知ったという

数か月にも及ぶ試行錯誤の上、たどり着いた企画が「学生目線でのより良い講義の提案と実現」というものだ。この企画は芝さんが代表を務める教育執行部が学生目線でカリキュラムを作成し、どのような授業が良いのか、悪いのかを考えながら、実現へ向けて活動している。目指すところは「学生が主体的に考える」、「先生と生徒が相互に話し合える」、そして「喜んで行きたくなるような楽しい」授業づくりだ。

現在は、経済学部全体でアンケート調査を行ったりしながら、提案した企画の実現へ向け日々前進している。しかし、このような状態に持ってくるまでは、さまざまな苦労があったという。

「組織を引っ張るうえで、重要なことも少しずつ学んでいけたと思う」と振り返る芝さん。「メンバー」から「リーダー」になったことによる立場の変化についていけず、さらに組織の運営という重責を負ったことで、苦悩したという。その末に、芝さんは「ここを成長の場と捉えよう」という気持ちに切り替え、がむしゃらに努力した。自らの未熟さを受け入れ、独自にミーティングの本などを読み込んで勉強してはそれを実践する、試行錯誤の日々が続いた。

「メンバーの熱意に温度差を感じることはあるが、まずはそれを事実として認めたうえで活動する必要がある」と芝さん。もちろん団体としての目標は経済学部の発展ではあるが、芝さんはそれ以上にメンバーひとりひとりの成長を望むという。「受け身の人間をどのように引き出してあげるかは、いかにその人の気持ちを考えてあげられるかだと思う」と語る芝さんからは、リーダーとしての自覚が感じられた。

しかし今もなお、成長の過程であることを強調する芝さん。

「正直、まだ、取材を受けて良い段階なのかもわからなかった」というように、まだ企画自体も途中の段階である。しかし、「苦しさや挫折を味わうこともあるけど、そこであきらめず、どんどん新しいことに挑戦していって、成長していきたい」という芝さんの意気込みからは、将来の可能性をおおいに感じ取ることができた。自分たちの目標に向かってひたむきに努力し、成長し続ける芝さんおよび、経済ゼミ連教育執行部の活躍に今後も注目していきたい。


【取材】
北尾彰悟(経営学部3年)、福田百乃(法学部1年)、木下紗由里(経済学部1年)、西野景大(経営学部1年)
【記事】
北尾彰悟(経営学部3年)

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