学生法律相談部は今年、創部45年目。現在部員は40名ほどで、教授のサポートをうけながら週に2回のペースで勉強会を開催。部員は毎日法律の勉強を欠かさず、緊張感のある雰囲気で、本格的な法律相談所として活動しています。また、週に1度は相談があり、学生から一般の方まで幅広く相談を受け付けています。
「来所される方に対する部員の態度や、対応のトラブルがないかに特に気をつけており、来所される方との信頼関係を大事にしています。また、部員同士でもけじめをつけて活動しており、部員全員がきちんと仕事をするように心がけています」、と幹事長らしい力強い言葉。

花満さんが法律相談部に入ったきっかけは、部の勉強会に出席し、そこで出会った先輩に憧れたこと。入部してからは、先輩にサポートしてもらいながらも、必死に勉強を続けました。先輩の背中を見ながら活動に専念した結果、今は幹事長として部を引っ張っています。
「忙しくても、意志の高い部員と議論したり、話し合ったりすることが楽しいですし、充実している時間だと感じます。そして何より、今まで先輩たちが培ってきたものを崩さないように、より良くしようと改善しながら法律相談部に関わっていることが、本当に楽しいんです」。この言葉からも花満さんの充実している毎日が伝わってきます。 花満さんにとって、法律相談部が生活の一部であり、ひとつの仕事(相談)が終わった後の達成感が何よりのやりがいだそうです。

でも、言葉の選び方や色んな方との信頼関係を構築していくのは難しく、そこで苦労することが多いそうです。
「経験がものをいう世界なので、ただ勉強するだけでなく、それを活かしていくのが難しいところでもあります」
人見知りの部員は、まず相談に来られた方と話をすることから苦労するそうです。でも、経験を積む中で改善し、そこから少しずつ信頼関係を築いていくとのことです。
また、花満さんが苦労していることは、幹部長として部をまとめる事。
「幹事長になってから、僕自身が変わらなきゃいけない、と思うようになりました。僕はリーダーシップをとるタイプではないので先輩に相談しながら、そして失敗もしながら一回り大きくなりたいです」と花満さん。この言葉からも、花満さんの意志の高さと部への熱い思いが伺えます。
花岡さんのこれからの目標は、45年間先輩たちが守ってきた伝統を崩すことなく、自分なりに部を改善していくこと。先輩たちのようになりたいと強く語ってくれました。
「存在感のあるというか、威厳のある、オーラがある人になりたいですね。そして皆の意見も聞けて、それも取り入れるようにしていきたいです。人と接することも多いので、社会に出てからは法律相談部で学んだことを大いに活かして、僕のひとつの武器にしていきたいです。」
そのアツい想いと共に、今も日々勉強中の花満さん。今後の活躍に期待です。