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龍谷大学

HOPE!~龍大生なう。~ vol.19 豊田 和希さん

Introduction

今回取材させていただいたのは法学部クラスサポーター委員長の豊田和希さん。法学部、政策学部特有の制度であるクラスサポーター。その魅力についてお伺いしました。また、学生生活において大切にしていることについても注目です。

――クラスサポーターとはどのようなものですか? 1年生の必修科目である基礎演習Ⅰ・Ⅱに参加し、1年生にレジュメの作り方や発表の仕方を指導したり、12月に開催される基礎演習Ⅱで学んだことを発表する報告会の運営も行っています。クラスサポーターは法学部と政策学部特有の制度となっています。1年生が授業を受ける側で先生が進める側だとすれば、和たちクラスサポーターがその間に入り、授業が円滑に進むようにサポートすることを目的としています。

――間接的な恩返し 大学に入学したばかりでわからないことだらけだった1年生の時、豊田さんにとって基礎演習で指導してもらったクラスサポーターはとても頼りになる存在であり、また憧れでもありました。そんな先輩のように1年生をサポートすることができれば、間接的な恩返しになるのではないかと思ったのが、豊田さんがクラスサポ―ターに入ったきっかけです。頼る側から頼られる側となり、初めは1年生と上手くやっていけるのか不安も大きかったそうです。

しかし、「自分から1年生にアプローチをかけることで、仲良くなっていくことが実感できました。と話してくれました。

――1年生のお手本 クラスサポーターは、“1年生の良きお手本になる”という意味で、サークルや部活の先輩とはまた違った存在となります。1年生が初めて関わる先輩となるため、いい意味でも悪い意味でも1年生への影響力は強く、「自分の勝手な解釈を含むアドバイスは安易にしないようにしています」と豊田さん。仲良くはありながらも、先輩、後輩として適度な距離感や境界線を引くことも必要なのだ。

――52の意見 クラスサポーターのメンバーは現在52名おり、一つの議題について話し合うと、52の意見が出るそうです。「その中で多数派、少数派に分かれたとき、どのようにして少数派を納得させるかが難しい」と豊田さん。個性の強い人も多く、委員長として委員をまとめるのが大変な時もあるそうです。そんなとき豊田さんは、まず皆からできる限り意見を聞き、良いものを採用する中で、それを採用した理由を丁寧に説明する事を心掛けているそうです。簡単そうではあるが、これができる人は意外に少なく委員長として大切な仕事の一つだ。そんな豊田さんが率いるクラスサポ―ターは1年生と関わりが多いため、縦の繋がりも横の繋がりも強い。何かあれば注意しあえて、ONとOFFをきっちり切り替えられるメリハリのある団体なのである。

――このクラスで良かった 豊田さんの今後の目標は「委員長として、クラスサポーターを引き続きまとめること」。そんな豊田さんがクラスサポ―ターをやっていて良かったと思うときは、約半年の演習で授業のレベルが上がり、1年生が成長していく姿を見るとき。また、1年生の報告から新たに学ぶことも多く、自分の勉強にもなっているようです。「今まで4クラスを担当しましたが、全てのクラスに対して“このクラスで良かった”と思えます。」と笑顔で語ってくれました。

どんな質問に対してもフレンドリーに受け答えしてくださった豊田さん。最後に、学生生活において大切にしていることを聞いてみると、「先輩と後輩、そして友達」とすぐに答えが返ってきました。「人との繋がりを広く、広く持ちたい」という言葉からはクラスサポーター委員長として委員をまとめ、1年生を指導する豊田さんの人柄が滲み出ていました。豊田さんの今後の活躍に期待です!


【取材】
木下紗由里(経済学部2年)、原田沙紀(社会学部2年)、神村夏実(経営学部1年)
【記事】
神村夏実(経営学部1年)

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