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龍谷大学

HOPE!~龍大生なう。~ vol.20 奥 昌浩さん

Introduction

今回取材したのは、放送局局長の奥昌浩さん。学内唯一の放送サークルである放送局。今年で50代目という伝統の中での課題や、幅広い活動内容などをお話しいただきました。是非、ご覧下さい。

――放送局とはどのような団体ですか? 学内で情報を発信できる唯一の放送サークルです。アナウンス室、技術室、製作室にわかれて活動しています。放送だけでなく、大学行事にも深くかかわっており、イベントでのMCやラジオのDJ、スピーカーのチェックなど、表舞台から裏方まで幅広く活動しています。

――放送局に入った理由は? もともと滑舌が悪く、友達に面白い話があるのに伝わらないという経験がありました。滑舌を良くしたいと思って体験入部したところ、ラジオの体験や曲のイントロ合わせを通じて、面白いなと思い放送局に入りました。

――1年を通して活動が多い放送局ですが、その中でも印象に残っている活動は? 3年生の時に番組発表会の実行委員長をしました。この発表会は前年までの準備期間が1カ月でしたが、僕の時から同回生と相談し、3月から12月という長い準備期間を設けました。さらに、今までは部署というものはなかったのですが、新しく企画部を作ったり、広報部を作ったり、いろいろなサークルを参考にしながら形作っていきました。その甲斐あって、今までで一番大きな発表会ができました。他大学の方にも「すごかった」と評価していただきました。

――活動中に心がけていることは? 部員が60人近くいるのですが、指揮していく時には自分が本気でないと、みんながついてこないという事は常に念頭に置いていました。昨年、実行委員長を担当した時も、みんなと相談しながら形作って、雑用もしながら、自分の仕事量を一番多くするようにしていました。自分の本気度を部員に見せて、部員みんなが頑張ろうという雰囲気になってくれるように心がけていましたね。

――もうすぐ卒業されますが、卒業を前に思うことは? 今年の反省は色々ありますが、この反省を活かせるのは僕ではなく、来年の後輩です。まだまだやりたいこともあって、もっと1年生の頃からしっかり考えていたらよかったのになぁ、と思います。本当に4年間だけでは足りないというのが今の印象です。
また、代表を通して感じた事は、僕だけでは決してここまで出来なかったということ。みんなのおかげで4年間やってこれた、ということを一番強く思っています。

――力になったことは? 今まで人をまとめる立場に立ったことがない僕でしたが、局長になり人をまとめるにはどうすればいいかという事をすごく考えました。また、僕の代で50代目という放送局の伝統を守りながら、今の局員のやりたいことを加味しつつ、どこまで活動を変えられるのか、みんなのことをホントに考えるようになりました。みんなの意見を調整して、目的を達成するために、一つ一つ物事を考えて行動するようになりました。これらの事を通して、みんなの意見を調整する力が身についたと思います。

――今後、放送局はどうあるでしょうか 今現在、イベントの手伝いなど依頼された活動が大半を占めていて、局員が本当にやりたいことと、その依頼された活動とのバランスがなかなかとれていません。この点をいかにうまくやっていくか、そして局員一人一人がより楽しく活動できるようになればいいなと感じます。

先日開催された全国の大学・短大の日頃の放送・制作活動の成果を発表するNHK全国大学放送コンテストにおいて、見事3位入賞を果たした放送局。50周年という記念すべき年に大きな成果を残しました。この結果もきっと奥さんが放送局をより良くしたいという思いと行動があってこそ。進化し続ける放送局の今後の活躍に期待です。


【取材】
平田佑樹(社会学部 2年)、北野真朗(社会学部1年)
【記事】
平田佑樹(社会学部 2年)

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