創設2年というFreshなアカペラサークル「mix‐voice」。2代目代表の巽貴大さんにお話を伺った。「若いサークルだからこそ出来ることがある」。これからのmix‐voiceの歴史を担う立場としての思いをイキイキと話してくれた。
――メンバーが揃えばどこででも出来る
mix‐voiceには数多くのバンドが所属している。レパートリーはJ-popやRock、ジブリ曲、ディズニー音楽…とさまざまで、自分たちの好きな音楽を演奏している。練習も各バンドで行い、校内だけではなく、竹田公園や鴨川でも練習をしているそうだ。「メンバーが揃えばどこででも出来る」というところが、アカペラの大きな特徴。サークルの活動時間外にも、メンバーでカラオケへ行ったり他大学のアカペラを聴きに行ったりなど、メンバー間の仲がよいサークルなのだという。
――つながりは無限大

アカペラサークルには、たくさんのLive出演のチャンスがある。Liveは全国問わずさまざまな場所で開催されるので、ときにはTwitterなどのSNSで依頼を受けて各地へ出向くこともある。自分たち次第で、全国のバンドと交流をもつことができるのだという。「アカペラには境界がない」。みんなが声でつながることができるアカペラは、大変魅力的なものだと彼はいう。
――声
アカペラは楽器を一切使わない。アカペラの武器は「声」である。声はごまかしがきかず、音がずれればすぐに見抜かれてしまう。その日のコンディションや、自信さえも声に表れてしまうそうだ。バンドは1バンド6人で構成されていて、それぞれには役割がある。誰かが欠けると音楽は出来ない。そのくらい、「自分たちが出す声には責任がある」と彼は言った。

――演奏する気持ち
「屋外でのLiveの時は通りすがりのお客さんを座らせたい。」「アカペラをしている人の前では上手く演奏しよう。」「アカペラを知らない人にはアカペラの良さを伝えよう。」同じ演奏でも、聴いてもらう相手によってさまざまな思いを持って臨んでいるそうだ。どんな場所でも、毎回緊張する。それでも、ひとたび声を発せば気持ちが良く、やっぱりアカペラは楽しいと感じるのだという。
――歴史をつくる
巽さんに今後のサークルの目標を聞いてみた。「創設2年目にして現在部員は80~90人いるが、アカペラサークルとしてはまだまだ規模が小さい。これからもっと部員の勧誘をして規模を拡大させたい。そして歴史がないからこそさまざまな方面のコミュニティへ参加し、mix‐voiceの名を広げていきたい。」彼はそう語った。