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龍谷大学

HOPE!~龍大生なう。~ vol.31 高山 勝さん

Introduction

今回、取材させて頂いたのは経済学部国際経済学科3年生の高山 勝(たかやま しょう)さんです。とても活動的で、ビジネスコンテスト出場や海外留学、海外旅行など、様々な経験をお持ちの高山さんに、夢を実現させるために行動力がいかに大切であるかを教えて頂きました。

――ビジネスプランコンテストを受けるに当たっての経緯を教えてください。

僕の将来の夢が旅行会社を起業することなんですよ。そのきっかけは、「旅行が好き」ということと、祖父が起業する姿を見て「会社を作るのって楽しそう」と感じたことでした。祖父の後ろ姿を見て、社長業は大変そうだけれどやりがいがある、と思っていました。大学1年生から、主に大阪のKSIA(関西学生発イノベーション創出協議会)という一般社団法人で活動をしていました。このKSIAでは企業をするにあたっての勉強会や社長さんとの面会など様々なイベントを行なっています。あとは、別の大学にいらっしゃるアントレプレナーの教授の授業を受けていました。そして、今年の4月に自分の成果としてSNCというビジネスプランコンテストに出場しました。

――ビジネスプランコンテストではどのようなことを発表したのですか?

ビジネスプランコンテストのテーマが社会福祉だったので、僕は「障がい者のための旅行代理店」という題目で発表しました。社長さんや代表取締役など800人近くの人の前で発表するときはめちゃくちゃ緊張しました。僕の他にも発表者が4人いたのですが、大阪府知事賞を受賞出来て、とても嬉しかったです。

――ビジネスプランコンテストではどのような点で苦労なされましたか?

僕は学生の身分なので大人から見れば世間を知らない学生の意見でしかないんですよ。なので、このプランを作るまでに障がい者の方や旅行会社に取材に行ったりしました。コンテストの本番に備え、会場にいる方々を説得する為のデータ集めなど細々とした作業には一番苦労しましたね。それでも、会場におられる方々から最後に賛同をいただいた時はやって良かったと思いました。

――ビジネスプランを提案することの魅力は何だと思いますか?

起業にも繋がることですが、世の中にないものを生み出すことだと思います。今回の話で言えば、僕が考えた旅行代理店を利用すれば、今までなかなか旅行にいけなかった障がい者の方が旅行にいけるようになります。この「出来なかったことが出来るようになる、なかったことがあるようになる」という世の中を自分の手でつくる楽しさが一番の魅力だと思います。

――そのような発想はどこから出てくるのですか?

着眼点は世の中のニーズや、不満などの人のマイナスの意見です。そういったものがあるということは世の中にまだそれを解消するものがないということです。それをもとに、不満を解消するためのプランをいろいろと練っていきます。

――海外に数多く行かれていたと伺ったのですが、具体的にはどこの国に行かれたのですか?

1年生の後期からBIE(龍谷大学独自の海外留学プログラム)でアメリカのカリフォルニア州へ半年ほど行ってました。次は、2年生の夏に東南アジアに旅行に行きました。東南アジアの旅行は最初、カンボジアにあるアンコールワットが目当てだったのですが、それだけだと勿体なく感じたのでシンガポールから入国して、タイ、マレーシア、ラオス、ベトナム、カンボジアという順番で旅をしました。その年の冬には東南アジアの旅行中に知り合った中国人の友達に会いに上海に旅行をしました。最近だと、今年の夏はヨーロッパに研修に行って来ました。その際に、龍谷大学親和会海外研修奨学金というものに助けてもらいました。

――海外に旅行されて、自分の糧になったものはありますか?

自分で現地に足を運ぶ大切さを、身をもって知りました。例えば、旅行代理店でお客様にプランを提示する時に、自分自身がその場所の魅力を知らないことには、やはりプラン自体が薄いものになります。それに、現地に行ってわかることも多いんです。それは海外でも日本でも同じことが言えると僕は思っています。龍谷大学親和会の支援制度などもあるので興味のある方は是非、自分の足で海外を訪れて欲しいですね。

――それでは、最後にこれからの目標について教えてください。

『TIXE(ティクス)』という、起業サークルを立ち上げました。顧問はベンチャー論の古我知史教授(経済学部客員教授)に務めてもらっており、サークルをもっと盛り上げていきたいです。今は、人数も少なく勉強会しか出来ない状況ですが、人数を増やしチームとしてひとつの起業プランを作り上げたいです。もちろん、僕のように個人で頑張りたい方も全力でサポートしていくつもりなので少しでも興味のある方を集めたいと思っています。あとは、先ほどもお話した旅行代理店という自分の起業プランの実現に向けてさらに努力していきます。


【取材】
北野 真朗(社会学部2年)、石川 沙希(社会学部1年)
【記事】
北野 真朗(社会学部2年)

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