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龍谷大学

HOPE!~龍大生なう。~ vol.33 谷口春菜さん

Introduction

今回取材したのは、1月15日に学内で行われたシンポジウム「大津いじめ事件のあと~止められない暴力と向き合う社会へ~」を企画された社会学部学会の谷口春菜さん(社会学部3年)。テレビでも活躍中の尾木ママこと尾木直樹さんをはじめとした教育の専門家をゲストに招いた今回のシンポジウムに対する想いとその裏側に迫ります。

―社会学部学会って、どんな団体ですか?

社会学部学会は、大学の教員と学生の有志で、年に2回の講演会などのイベントと、年に1冊RONRONという雑誌を発行している組織です。今は院生の方を含めて36人で活動しています。

―イベントの企画はどうやって決めるのですか?

今起こっている社会問題などから学生が興味のあることを学生自身で調べて企画します。その問題に関する専門家を招いて、学生の疑問をぶつける場です。自分たちの企画を先生と部員の前でプレゼンして、今の社会状況と合うか等も考えながら選びます。今回は私が後期のイベントを担当させてもらいました。

―今回のイベントはいじめ問題がテーマでしたが、興味を持ったきっかけは?

私が教育課程の授業でいじめについて学習したとき、何でいじめはなくならへんねんやろうなと思ったのがきっかけです。そうしたら先輩に「そういう風に思ってるんやったらイベントを企画して、専門家の人を呼んでみたらどう?」って言われて企画しました。

―今回イベントを開くにあたって、苦労されたことはありますか?

いじめっていう問題になってくると、身近っていったら身近やけど大学生になるとあんまり考えないと思うんですよ。やっぱりちょっと難しい問題やから面白くないなって思われてしまうと、学生たちが来てくれへんから。だから、有名な尾木さんにお越し頂いたら興味持ちやすいかなって考えました。学生が興味あるイベントにしないと自分たちだけで満足してしまうイベントになってしまうなど、先生にご指導いただきながら準備をすすめました。尾木さんにお越しいただくことができて、より多くの大学生が聞きに来てくれたら、一緒にいじめ問題を考える機会になりイベントとしての意義があるのではないかと思います。

―やってきてよかったと思うことはありますか?

今まであまり自分で企画をするってことをやってこなかったので、今回はすごく良い経験になりました。あと、一回生のときに障がい者の再犯という、障がい者が再犯を起こしてしまう社会の現状などを専門家の方に色々語ってもらうイベント(シンポジウム)が行われたんです。私は、大学に入る前のクラブ活動とか社会学部学会以外で入ってるサークルなどで、障がい者の方々のところに行く機会が多くあったんですけど、そんな現状は知らなかったので、話を聞けて勉強になったなと印象に残っています。イベントを行って様々な問題をみんなで考える機会をもらえるのはすごく良いなって思います。

―最後に社会学部学会の目標を教えてください。

自分たちで運営し、イベントを行うことで学ぶこともあるし、そこからいろんな視野を持てたらいいなと思います。自分の調べたいことが明確な人にとって、そうでない人ももちろん、勉強になるので社会学部学会はすごく良い環境だと思います。そういう人が集まっているから、より学びが深くなる場所だと思います。


【取材】
井之上愛理(経済学部2年)、神村夏実(経営学部2年)、中原千智(社会学部2年)、井出みちる(法学部1年)
【記事】
井出みちる(法学部1年)

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