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龍谷大学

HOPE! 龍大生なう。 vol.48 岡澤 友香さん

Introduction

皆さんは生け花(または華道)と聞いて何を思い浮かべますか?今回お話を伺ったのは、学生広報スタッフの一員である岡澤友香さん(文学部2年)です。実は彼女は隠れた華道の名手。京都でも唯一の現役大学生で華道の師範の免許を所持しています。
そんな彼女に生け花と広報スタッフの魅力について語ってもらいました。

―まず生け花について教えてください。

生け花には様々な流派があって、私は小原流です。小原流は明治時代にできたものでフラワーアレンジメントに近いものがあります。他にも池坊や草月といった流派もあり、小原流とこれら二つをあわせて日本三大流派と呼ばれています。生け花と言っていますが華道とも呼ぶこともあります。別にどちらでも構いません。

―生け花はいつごろから始めたのですか?また、なぜ生け花を始めたのですか?

高校1年生からです。高校1年生の時に、部活で琴部と華道部に入っていて、その華道部の顧問の先生が小原流の教授者の資格を持っていたからです。高校を卒業してからも稲荷駅の近くにある教室に週1回通っています。華道部に入った理由は、勧誘の時に、生け花できる女の子ってすてき!女子力が高いなとおもって入ったというのもありますし、小さいころからお花が好きだったからです。

―生け花の魅力と難しさを教えてください。

魅力は、お花に詳しくなれることと、生けているうちに上手く生けられるようになることですね。難しいところは、お花を生けるときに決められている角度や高さを守ることです。また、お花によって型が違いますし、型どおりに生けても上手く生けられないこともあります。そんなとき、先生が少し私のお花を移動させるだけで、全然違う、展覧会などに飾られているような素敵な作品に変化するんです。そこが、生け花の面白くも難しいところです。私は生け花を始めて5年ですが、長く続けている人で60年続けていてなかなかブランクを埋められなので、上を目指すには長期にわたって続けいく必要があるのが難しいですね。

―京都で唯一の、現役大学生で師範免許をお持ちだとか。免許について教えてください。

私が持っている免許は准教授と呼ばれているものです。一応准教授では、人に教えることが出来て、アシスタントをすることができます。免許を取るには、月に一回ある研究会に行ってある程度の点数を取らなければなりません。いい点数をとれば早く免許を取ることができます。免許には20ぐらいあって、一つ上がるのに一年ぐらいはかかります。一番上の免許を取るには最短でも15年から20年はかかるので結構大変です。

―免許を取るにも結構大変な道のりですね、そんな岡澤さんですが生け花を始めたことによって自分自身何か変わったなと思うことはありますか?

生け花をやっている人はご年配の方が多くて、それでご年配の方とも話す機会が増えたことですかね。大学では同年代の人しか話すことしかないですが、華道を習ってご年配の方ともより多く話すようになったことによって、コミュニケーションスキルがついたと思っています。あと生け花を始める前より、お花がもっと好きになりました。高校生の時はすぐにお花を枯らしてしまっていたのですが、今ではお花を大切にしたいという思いがあってお花のお手入れをするようになりました。生け花を始めてから、細かなことに気を配るようになり、性格がまるくなったと思います。

―生け花に興味がある人たちに何かアドバイスなどはありますか?

まずは気軽に始めてみることが良いと思います。続けるにしても、無理に長期にわたってやるのではなく、短期間で生け花をするのも私は良いと思いますね。生け花をすることでお花に詳しくもなれますし、お花を好きにもなれると思うので一度体験してみるのが良いと思います。

―ここで少し話が変わりますが、学生広報スタッフの一員である岡澤さんですが、なぜ学生広報スタッフになろうと思ったのですか?

もともと別のサークルに入りたかったのですが、そこに入れなくてその時たまたま目についたのが学生広報スタッフでした。入る前は記事を書くのは苦手で、メディアにも興味なかったですね。でも、入ってからは記事を書くのも苦ではなくなり、メディアにも興味があるようになりました。

―今後の目標などを聞かせてください。

大学を卒業して大人になっても生け花は続けていきたいですね。できたら華道部がある企業に入れたらいいなと思っています。これからも生け花を続けていきもっとお花に詳しくなって、好きになればいいかなと思います。

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【取材】
上之原 弘己(社会学部1年)
【記事】
上之原 弘己(社会学部1年)

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