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龍谷大学

HOPE! 龍大生なう。 vol.52 金川りささん

Introduction

大学1年の3月から大学2年の7月まで「BIE Program」でアメリカへ留学していた金川りささん(社会学部3年)。国際学部や英語英米文学科の学生よりも英語に触れる機会が少ない社会学部の金川さんはなぜ海外留学を決意したのでしょうか。現地での語学研修やボランティア、観光などの体験談にも迫ります。

―海外に留学しようと思ったきっかけを教えてください。

中学3年生から高校1年生にかけての春休みにイギリスに2週間交換留学に行ける機会に恵まれました。当時、中学生だったので、今よりずっと英語は喋れませんでしたが、滞在先のホストファミリーの方は丁寧にもてなしてくれました。帰国後も、イギリスから交換留学生が来てその子たちと交流するのが楽しく、大学生になったら留学したいとその時から思っていました。だから入学してすぐに留学に関するパンフレットを集めて準備を始めていました。興味があるだけじゃいけない、実際に行動に移さないと。

「BIE Program」の長期の留学であるSemester を選んだのは、現地にスタッフがいるという安心感と留学費用の観点からでした。

―留学したアメリカではどのようなことを勉強していましたか。

はじめの2カ月半はESI(カルフォルニア大学バークレー校の敷地内にある語学学校)で英語の勉強や、アメリカの歴史や価値観の違いについて学びました。3ヶ月後にはボランティアで3週間幼稚園に行き、最後の1カ月は再びESIに戻って勉強しました。

ESIには中国、サウジアラビアなど色んな国の人が集まるのですが、授業中積極的に発言する人が多く、日本人は自分を含め消極的だと思いました。

―留学中の印象に残っている出来事を教えてください。

幼稚園でのボランティアの経験が、心に残っています。私が、担当していたクラスには、みんなと一緒に行動ができず、すぐにふらふらどこかに行ってしまう子がいました。ある時皆が歌を歌っている時にその子が教室の外に出て行ってしまい、教室に戻ってもらうためにその子の後を追い、二人で話をする中で、その子が戻ってきてくれました。年齢や言語の垣根を越えて通じ合えた瞬間のように思えました。

―留学中に辛かったことはありましたか?

やっぱり留学して最初の頃は、同じ大学内のメンバーやESIのクラスの皆、ホストファミリーと仲良く過ごしていけるか、不安でした。とにかくコミュニケーションをどうとっていくかについて考えていました。ただ、一つひとつの会話を交わす中で、みんなと次第に打ち解けていくことができました。

また、生活スタイルの面では、洗濯とお風呂の考え方の違いに、戸惑いました。カリフォルニア州はあまり雨が降らない場所だったので、洗濯物の量や回数を減らさなければいけなかったり、シャワーの時間は決められていたりと、節水の心掛けが、想像以上に厳しかったです。

―帰国後、挑戦していることを教えてください。

授業中に先生が言ったことを英語訳したりすることもたまにしていますが、今極めたいと思っているのは、プレゼンテーションスキルです。というのも、ESIでの自分の英語のレベルは発音もボキャブラリーもあまりいいとは言えなかったのですが、文法は自信のある方でした。でも、文法など少々違っていても、堂々と発言している周りの姿を見て、プレゼンテーションのコツがあるように感じ、参考にしていました。留学していて一番成長したと感じる部分ですね。今は人前で声をはって、視線をオーディエンスに向けられる、そんなプレゼンテーションができることを特技にしたいと思い、アメリカでの経験を基に頑張っています。


【取材】
石川沙希(社会学部3年)、木場仁美(社会学部2年)
【記事】
石川沙希(社会学部3年)

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