発行・編集
学生広報スタッフ
「倶楽部りゅうこく通信」編集部
ご意見・ご感想・お問い合わせ
  • メールマガジン登録

龍谷大学

HOPE! 龍大生なう。 vol.62 佐藤 佑哉さん

Introduction

今回は、交響楽団で「一発オーケストラ2017in京都」の実行委員会委員長を務めておられる佐藤佑哉さん(経営学部3年)にお話を伺いました。とても謙虚で、ユーモアたっぷりに熱く語っていただきました。
京都での開催は珍しいというこのイベント。一体、どんな話が飛び出すのでしょうか。

―イベントの概要を教えてください。

関西をはじめ全国の学生オーケストラや市民オーケストラの演奏者が、たった一日、一堂に会して演奏会を行おうというイベントです。全国でも、このようなイベントはたまにあるのですが、京都で開催されるのは珍しいです。そんなイベントを、自分たちで企画してしまおうということで3年生4名という少ない人数ですが、現在、企画の運営と開催準備を進めています。
募集はSNS等で行い、現在既に100名を超える奏者の皆様から参加エントリーをいただいています。山口県など遠方からいらっしゃる方もいて、当日は大規模なイベントになるだろうと期待しています。

―なぜこのようなイベントを開催しようと思われたのですか。

やりたいと思ったからです(笑)。
朝起きて「面白そうだからやってみようかな」と、ふと思いついて「やりませんか?」と交響楽団の同じチェロパートの子に声をかけました。そしたら、みんな「やろう!やろう!」と(笑)。そこで4名からなる実行委員会が出来ました。それから、昼には決まって、夜には募集を始めるというハイスピードで決定しました。
思いついたのは昨年10月頃だったのですが、最初はそんなにすぐ集まると思ってなかったので、とりあえず1か月くらい募集して様子を見てみようと思っていました。そしたら、3日間ほどで50~60人の応募が来て・・・。今では100名を超えました。

―イベント開催までどのように活動されているのですか。

参加者には、「各自、楽譜と楽器を持ってきてください」としか伝えていません。楽譜と楽器さえあれば参加できます。なので、毎週何か練習をして、イベントに参加してもらうという訳ではないです。
もちろん、各自きっちり練習をして集まるというイベントもありますが、私たちの企画したイベントはそうではありません。名目が「初見大会」なので、集まって1時間くらい練習をして、本番を迎えるという流れです。
今回、演奏する曲は、世界三大シンフォニーと言われている、クラシック界でとても有名な曲です。実際にその曲を演奏してみたい方も結構いたようです。そしてこの曲は、龍谷大学交響楽団でも演奏したことのある曲なのです。半年かけて練習をして、なんとか本番を迎えることが出来ました。それくらい難しい曲です。その曲を含めた3曲をその日集まって、1時間程で演奏します。

―苦労したことはありますか。

予定していた会場を予約しに行った時のことです。開催日である5月7日は、空きがあり、無事に予約することができたのですが、視察に行ってみると思ったより会場が狭く、防音設備もあまりありませんでした。なので、その会場はキャンセルし、他の会場を探すことになりました。ですが、大体どこの会場も予約は半年前からの受付。しかも、開催日はゴールデンウイーク中です。「開催場所が見つかるかな」という不安が頭をよぎりました。そんな中、立地も良く広い会場を見つけ、ダメもとで電話してみました。そしたら、空いていて・・・!本当に良かったです。でも、ちょっとだけ高かったです(笑)。

―在学生に一言お願いします。

今しかできないことがあると思っています。私が今この企画をプロデュースできたのも、大勢の方に協力していただいて、同志がいるからこそ実現できたことです。
また、夢が現実になって行くという体験をし、とても喜びを感じています。その中で、夢を実現させるには行動するしかないことも学びました。それを将来に活かすことができればと思っています。過去は振り返っても戻れないなら、未来を見据えてできることをやっていきたいなと思っています。
なので、皆さんも出来ることをまずやってほしいです。偉そうに聞こえるかもしれませんが・・・(笑)。もちろん私もやっていきたいです。

―最後にお知らせがあると伺ったのですが・・・。

龍谷大学交響楽団サマーコンサート2017が7月1日(土)、長岡京記念文化会館で開催されます。演奏曲は、ブラームスの交響曲第2番、モーツァルトの交響曲第31番「パリ」、ロッシーニの歌劇「セリビアの理髪師」序曲です。
ぜひ、お越しください。お待ちしております。


【取材・記事】
木場仁美(社会学部2年)

このページのトップへ戻る