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龍谷大学

HOPE! 龍大生なう。 vol.69 米澤 祐真さん・木村 汐里さん

Introduction

今回お話を伺ったのは、関西大学バレーボール連盟秋季リーグ戦にて共に優勝を果たした、男子バレーボール部主将の米澤さん(社4年)、女子バレーボール部主将の木村さん(文4年)です。関西のチャンピオンとなったチームの先頭に立つお二人に、これまでの競技キャリア、バレーボールにかける熱い思いを聞かせて頂きました。

バレーボールはいつからされているのですか?

木村さん:小学校三年生からです。
高校の時にバレーを嫌いになりそうになりました(笑)。練習もかなりハードで、休みも年に3回位しかなく、男女交際禁止、髪型の規制もあったので、女子高生らしいことはしてきませんでした。

米澤さん:小学校一年生からです。
高校三年生にもなると、丸一日遊べるという日は一日もなくて、ずっとバレーのことだけを考えていました。

春リーグのリベンジ達成となりましたが、春から秋の間に何を変えましたか?

木村さん:春リーグで京都橘大学との試合を落としてしまい、最終戦の神戸親和女子大学戦を3-0で勝てば優勝という状況でしたが、1、2セット目を取れたものの3セット目を取られてしまい、そこからリズムが崩れ始めました。その後、春リーグでの反省点として挙がったのが、「クイック、早い攻撃を対処できなかった」という点。それを解決するために春から今回の秋の大会に向けては「どんな状況下でも強いサーブを打てるようにする」ということを意識して練習してきました。その結果、今大会ではサーブからの攻撃の流れをうまく使えたと思います。

試合内容は点の取り合い、シーソーゲームとなりましたが、何を意識しプレーしていましたか?

木村さん:最後のスコアが30-28だったんですが、そのスコアを聞くまで点数というのを全く意識していなかったです。それよりも春の悔しさ、そしてこれまで京都橘大学が二連覇をしたことがなかったので、「それだけは阻止したい」という気持ちの方が強かったです。あともう一つ、会場の客席からベンチにも入れなかったメンバー、リザーブで待っているメンバーが必死に声をかけ、祈っている姿を目にする度に、「負けるわけにはいかない」と何度も心に思っていました。

「自分たちのバレー」について教えてください

木村さん:去年までは点を取ってくれる「エース」という存在があったが、今年になってそういった存在の選手が少ない状況でした。そんな中でレシーブを繋いでコンビバレーを展開していかないと自分たちは勝てない、と感じ4年生が中心となりそれを実践してきました。その結果として生まれたのが「つなぎのバレー」です。そのバレーをするためにもこの春から秋の間に強いサーブを意識し練習してきました。

米澤さん:「自分たちの時は早いコンビバレー」というのが一年の頃からあったので、そこが他大学とは違うのかなと思います。その上でどのような攻撃の局面でも相手よりも早く動くというのは意識しています。また、春リーグでは守りの体制に入ったことが多かったので、今回の秋では常に相手に競り勝つという思いのもと、攻めのバレーをしてきました。それが結果につながったので良かったです。

全日本インカレにどう臨むか

木村さん:先輩方の代がベスト4をかけた試合で順天堂大学に負けてしまっていて、ベスト4の壁の厚さを改めて感じました。でも、今のコーチが学生の時に日本一を目指していて、それは「自分たちが日本一を掲げていたら、いつか後輩達が日本一を取ってくれる」という思いからということを聞いたので、自分たちがコーチの思いも背負って全日本インカレでは日本一を目指します。
その上、一回戦の相手が順天堂大学なので、チームとしても、また高校の同期も順天堂にいるので個人としても負けたくないという思いはかなり強いです。

米澤さん:男子は過去ベスト8が最高なので、その上を行くという思いで「ベスト4以上」を目指してこの一年はやってきました。4年生にとっては最後のインカレなので頑張りたいです。

今後の目標があれば聞かせてください

木村さん:私は卒業後、「柏エンゼルクロス」でバレーを続けさせていただことになりました。大学の学校関係者の方やバレー部の同期、さらには野球部など他のクラブの人たちも進路に対して応援してくれています。Vリーグでのチャレンジも始まっているので、そこで活躍して良い成績を残したいと思います。

米澤さん:私は卒業後は9人制バレーに転向しますが、チームとして優勝を目指すために、まずはレギュラーになれるよう頑張っていきます。


【取材・記事】
肥田 真男(経営学部2年)

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