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Faculty of Psychology
心理学部

三林 真弓

三林 真弓
教員氏名
三林 真弓 教授
専門分野
臨床心理学、子育て支援、スクールカウンセリング

研究内容を教えてください。

私は臨床心理学のなかでも、おもに乳幼児を育てる母親の心理に関心があります。「母性」のありかたを捉えようとしたときに、母親個人をみただけでは理解が難しく、母親と子との関係、さらには代々続く家族関係を眺める必要も出てくるでしょう。時代や社会とも絡み合わせながら考えていきたいと思っています。また、私は絵本にも関心があります。絵本は子どものためのものと思いがちですが、大人が読んで心に響く絵本も数多くあります。そのような絵本の読み解きを臨床心理学的に捉えたいと考えています。

専門分野のおもしろさは何ですか。

人はひとりでは生きていけません。常にまわりの人との関係性のなかで生きて(生かされて)います。人の心を見つめる「心理学」のおもしろさは、そこにあります。つまり、自分自身が一体何者なのか、まわりの人がどのような心理状態なのか、それらを学問的に徹底的に追求することが学問にとどまらず、普段の人間関係にも応用できます。また、心理の専門家は医者とは違ったアプローチで人を救うことができます。そういったところにもおもしろさややりがいを感じています。

なぜその分野を専門として選ばれましたか。

「子育て支援」に関しては、私自身が出産、子育てをした経験から様々なことに気付き、たくさんの人と出会うことができたことは大きいと思います。また、最初に指導した修士論文の研究をそのまま研究で終わらせたくない、是非地域の子育て支援として実践したいと考えたからです。「絵本」については、ふと手に取った絵本に感動してゼミの学生たちと絵本について話をするうちにどんどん絵本の魅力に取り憑かれていったことにあります。学生たちからもたくさん思い出に残る絵本を紹介してもらいました。絵本はもちろんのことですが、絵本を通してその学生を知るきっかけにもなったように思います。

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