2017年度 報恩講のご案内

報恩講とは…

報恩講とは、親鸞聖人の顕わされたお念仏に生きるものが、その御祥月ごしょうつき命日を機縁として、み教えに出遇えた慶びと感謝の想いをこめて、その恩徳に報ずるために勤められるもので、真宗において最も重要な法要です。

親鸞聖人は承安3年4月1日(1173年5月21日)にご誕生され、弘長2年11月28日に90年のご生涯を終えられました。この日を西暦に当てると1263年1月16日となり、西本願寺では「御正忌(ごしょうき)」として1月9日から16日まで7昼夜にわたって厳修することになっていますが、一般では「御取越(おとりこし)」「御引上(おひきあ)げ」と称して、それぞれ日を定めて勤められています。

龍谷大学では、1639(寛永16)年に本学の前身である学林を創立された西本願寺第13代良如(りょうにょ)上人の御祥月(ごしょうつき)命日に合わせて10月18日に厳修し、さらに大宮学舎では良如上人とともに学林創立に尽力された野村屋(のむらや)宗句(そうく)氏、そして学林の近代化に心血を注がれた西本願寺第21代明如(みょうにょ)上人を初めとして、本学にゆかりのある先徳の永代経(えいたいきょう)法要をお勤めいたします。

底知れぬ虚偽の中に迷い、深い空しさの中に生きる私たちに対して、親鸞聖人が人の世に生まれ、真実をお念仏に求め、お念仏に生きられ、その真実を顕らかにして下さったことの意義を改めて自覚しましょう。

2017年10月18日(水)

 時間 開催場所 記念講演
大宮 9:00 ~ 9:50 本館講堂 法話:入澤 崇 学長
深草 11:00~12:30 顕真館 記念講演《ご親教》「北関東の親鸞聖人」
講師:常磐井 慈祥 猊下 (真宗高田派法主)
瀬田 10:30 ~ 11:30 1-107
教室
記念講演「禅から念佛へ―涙にやどるほとけあり―」
講師:梶原 佑倖 先生 (本願寺派布教使)

記念講演講師紹介

深草学舎

常磐井 慈祥(ときわい じしょう)猊下

略歴

1959年生まれ,東京都出身。

1982年成蹊大学文学部日本文学科卒業。
1984年学習院大学文学部史学科卒業。
1988年学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻修士課程修了。

2013年法燈を継承,真宗高田派第25世法主に就任。
このほか,高田短期大学非常勤講師,全日本仏教会副会長を歴任。
現在は,中村元東方研究所専任研究員,東方学院講師などを務める。

常磐井 慈祥 猊下


著作

  • 『祖師親鸞讃嘆―報恩講式と嘆徳文―』(山喜房佛書林/ 2012年)
  • (複製専修寺本)『尊号真像銘文』「解説」(同朋舎/ 1994年)
  • 『仏教のことば 生きる智慧』(共著/主婦の友社 1995年)
  • 『影印高田古典 真佛上人集』(共著/真宗高田派宗務院 1996年)
  • 『影印高田古典 顕智上人集』(上)(中)(下) (共著/真宗高田派宗務院 1998・2001・2002年)
  • 『親鸞入門―その生涯と教えの深さ―』(共著/永田文昌堂 2001年)
  • 「善光寺草創論試案」・「続 善光寺草創論試案」(『東方』17・19/2002年・2003年)
  • 「師資相承の実態」(『武蔵野大学仏教文化研究所紀要』22/2006年)
  • 「善光寺河内起源説」(『東方』23/2007年)
  • 「親鸞と善光寺」(『印度哲学仏教学』22/2008年)
  • 「太子信仰と善光寺信仰」(『東方』27/2012年)
  • 「講式の系譜と『報恩講式』・『嘆徳文』」(『東方』29/2014年)
  • 「心地覚心・信仰の多様性―神祇との関わりを中心に―」(『宗教研究』89別冊/2016年)
  • 「一向専修と兼学兼修―鎌倉新仏教の見直し―」(『高田学報』104/2016年)

ほか多数。

瀬田学舎

梶原 佑倖(かじはら ゆうこう)先生

略歴

1941年生まれ,北海道函館市出身。
1964年國學院大學文学部文学科日本文学専攻卒業
   (学士論文「夢窓国師御詠草の研究」)
梶原商店4代目社長に就任。
2004年龍谷大学大学院文学研究科修士課程真宗学専攻入学,
2006年修了。
   (修士論文「滅罪と救済―聖道・浄土のかはりめ―」)
   (同 副論文「大愚良寛の回心」)

短歌結社「原始林」所属。作詞家(ペンネーム:高橋 操)。
全国布教同志会北海道支部長。本願寺派光圓寺(富山県砺波市)衆徒。

梶原 佑倖 先生


著作

  • 『禅から念仏へ』(百華苑/ 2007年)
  • 「家持における無情と無常」(『國學院大學文学会会報』37/1963年)
  • 「飯田先生と良寛さま―み草ふる道―」(『飯田利行博士古稀記念東洋学論叢』/国書刊行会 1981年)
  • 「吾子召喚」(『自照同人』第33~35号/自照社 2006年)
  • 「長男の声に導かれて」(『万華鏡』/自照社 2008年)

など。

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