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龍谷大学

挑戦~from.Ryukoku~ vol.7 木下友哉さん

Introduction

文学部を卒業後、目標を最後まであきらめず、晴れて目指す公務員に!どんな質問に対しても快く答えてくれる温かい人柄が印象的な木下友哉さんに、人気の高い就職先への長い道のりをどのように乗り越えてきたのかお伺いしました。ぜひご覧ください!

公務員にお勤めということですが、具体的な仕事内容を教えてください。

公務員にもいろいろな仕事がありますが、僕の仕事は市民の皆さんに社会教育等の活動場所を提供することです。市民の方が「学びたい」と思って取り組む活動をサポートする役目になります。市民の方のニーズに応えるのは簡単なことではなく、講座の講師が見つからなかったり、講師の予定があわなかったり、双方の意見がくいちがうことがたくさんありました。調整役をしてみて、相手に伝わらないことの難しさがよく分かりました。上手くいかないこともありますが、やめたいと思ったことはありません。自分の仕事に誇りを持っています。これからは相手が言葉に出さなくても、気持を読み取れるようにしたいですね。

確かに、今は自治体で多くの興味ある講演会が開催されていますね。どれも公務員の方がいろいろ考えてくれて実現に至っているのがわかりました。
では、なぜ公務員を志望されたのですか?

社会に出る前に、「もう一度机に噛り付いて勉強したい!」と思ったのが公務員を目指したきっかけです。教員になるのと迷ったのですが、教育現場を変える立場になりたいと思い、それからは公務員になることが第一志望でした。公務員試験を突破するには大学受験並みの勉強が必要でしたし、1年目は試験に失敗して、諦めようかと何度も思いました。周りの同級生は就職が決まっていく中、焦りと不安をとても感じましたが、知り合いの社会人や友人に話を聞いてもらって乗り越えました。一人では精神的に辛く耐えられなかったと思います。2回目の試験前にはストレスから肝臓の病気になりかけていました。筆記試験に合格し、面接が進めば進むほど怖かったです。公務員に内定した時は感激が大きすぎて実感が湧きませんでしたね。

最後まで第一志望を諦めない精神力に感動しました!どうすればそのような強い意志が持てるのでしょうか?

学生時代に学んだことが影響していると思います。僕は将棋部の主将を務めていましたが、1年生の秋に先輩から主将を任され、3年生の終わりまで続けていました。責任を負うことの難しさや、試合で最後まであきらめない精神力がつきましたね。部活は楽しかったし、仲間と過ごした日々は今でもいい思い出です。
あと、アルバイトを頑張ったことも思い出深いですね。寿司屋のアルバイトでは自分のためだけに仕事をするのではなく、お客様のことを考えて働くということを学べました。学生の時に学んだことは今の仕事にも役立っています。

最後に在学生へメッセージをお願いします。

充実した学生生活を送らないといけない!と気張る必要はありません。自分のやりたいこと、できることを4年間で少しずつおこなってください。結果を求めるのはしんどいので、それまでの過程を大切にしていけばいいと思いますね。


【取材】
北尾彰悟(経営学部3年)、猪本千尋(経済学部1年)
【記事】
猪本千尋(経済学部1年)

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