発行・編集
学生広報スタッフ
「倶楽部りゅうこく通信」編集部
ご意見・ご感想・お問い合わせ
  • メールマガジン登録
  • 登録内容変更・配信停止

龍谷大学

挑戦~from.Ryukoku~ vol.10 清水大さん

Introduction

好きな車やバイクに携わる仕事がしたい。そんな思いから車を設計する道に進んだ清水大さん。社会人になってからの寮生活や工場実習など、体力と精神力のいる仕事を乗り切る秘訣は清水さんの学生時代の過ごし方にありました。ゆったりした雰囲気で人当たりの良い清水さんに会いに、今回私たち学生広報スタッフは静岡県まで取材に行ってきました!

2012年に理工学部・機械システム工学科を卒業後、スズキ株式会社に就職した清水大さん。普段はどんなお仕事をされているんですか?

今はまだ車の設計に関する研修を受けています。それが終わったら本格的な設計業務に入る予定です。研修では組み付けの作業や作業する人の気持ちを知るために、6月~11月末まで工場実習を行っていました。部品を組み付ける作業は体力的にしんどかったですね。でもその実習があったからこそ、もっと効率よく組み付ける方法や設計はないのかと考える意欲に繋がりました。良い経験でしたね。

たくさんの準備期間を経て車の設計に携わるわけですね!

そうですね。車というのは人の命をあずかっている物ですから、設計ミスなどは許されるものではありません。皆さんに快適に車を乗ってもらうためにも、これから頑張っていきたいです。

自分を知ることは難しい。就職活動は自分を見つめなおすいい機会。

今の会社に就職するまでの流れはどのような感じだったのでしょうか?

僕は学校からの推薦で今の会社に就職が決まりました。学校推薦を希望する学生が多かったので、まずは学内での面接がありました。一度は落ちてしまったのですが、二回目の募集の時に再挑戦して受かりました。その後は企業の方でも面接がありましたね。

就職活動で、苦労したことはありましたか?

最初は就職活動が具体的にどういうことをすればいいのかまったく分かりませんでした。もう少し早くから準備をしておけばよかったなと思います。初めのほうはエントリーシートの書き方も下手でしたよ。だんだん慣れてきて、少しずつ書けるようになっていきました。苦労したことは、自分の長所や短所、アピールポイントを探すことが大変だったことですね。自分を知ることは難しかったです。就職活動は自分を見つめなおすいい機会にもなりましたね。

自分のアピールポイントはどうやって見つけたのでしょうか?

水泳のインストラクターのアルバイトを学生時代の4年間続けてきた経験からみつけました。もともと水泳が得意だったことと、初対面の人とも緊張せず話せるようになりたかったのがきっかけです。実際、小さい子どもからお年寄りの方まで幅広い年代を指導したことで、いろんな年代の方とコミュニケーションを取ることができるようになりました。特に社会人になると、年上の方と接することも多くなりますし、自分の意志を相手にしっかり伝えることが大切になってくるので、とても良い経験になったと思います。また、4年間ひとつのアルバイトを続けたことも、良いアピール材料になり、面接でも「一度やり始めたら長く続けることができます」と話をしました。

大学生の時から何事にも一生懸命力を出し切れるようにしておくと、社会に出てからも役立つ。

学生時代にしていたことが就職活動や仕事に活かされているのですね!学生のうちにやっておいたほうがいいことってありますか?

学生時代の時に英語の勉強をしていて損はないと思いますね。実際、僕も企業に入ってすぐTOEICの試験を受けました。今は海外に進出している企業もたくさんあるので、今後も英語は重要になってくると思います。

では最後に、在学生へメッセージをお願いします。

就職活動に関していえば、焦らず自分のペースでやることが大切です。焦ってしまって自分を良く見せようと嘘をついてしまったら、入社後に痛い目見るのは自分ですしね。それと、社会人になった時に、大学生の時と同じようなやり方ではいけないと言われたことがありました。例えば、龍谷大学では6割の出来で単位の評価が貰えますよね。しかし、仕事が6割の出来ではいけないんです。常に10割近い出来じゃないと評価がされません。妥協は許されないんですね。ですから、大学生の時から何事にも一生懸命力をだしきれるようにしておくのが、社会に出てからも役立つことだと思います。


【取材】
猪本千尋(経済学部1年) 曽我部愛(経済学部1年)
【記事】
猪本千尋(経済学部1年)

このページのトップへ戻る