発行・編集
学生広報スタッフ
「倶楽部りゅうこく通信」編集部
ご意見・ご感想・お問い合わせ
  • メールマガジン登録
  • 登録内容変更・配信停止

龍谷大学

挑戦~from.Ryukoku~ vol.12 海内成典さん

Introduction

今回登場するのは、製薬会社に勤めている海内さん。長期休み等をはじめ、自由な時間が多い大学生活で、どのような大学生活を送れば実りある大学生活になるか、お話しを伺いました。

社会人と学生は全然違う。社会人になって学ぶ部分がとても多くある。

現在はどのようなお仕事をされていますか

製薬会社でMRという営業の仕事をしています。製薬会社の営業なので、お客様はお医者様です。就職活動をしていくなかで、MR(医療情報担当者)という仕事と出会い、現在、就くことになりました。

お仕事をはじめて一年たちますが、いまの心境はどうですか

学生と社会人は全く違うということがわかりました。学生時代に僕は、キャリサポ―ターとして、学内企業セミナーや就職ガイダンスの運営を手伝ったり、3年生の就職活動をサポートしたりと、自らのキャリア観を醸成する活動をしてきました。そこでは社会人になるために、たくさんのことを学ぶことができましが、今、振り返って思うと、そこで自分がどういう活動をするかが、社会人になるための学びになっていたと感じます。学生時代には見えなかったところは、社会人になってから学ぶことがとても多いですね。

積極的にたくさんの人と出会おうと意識していた。

学生時代はどのような活動をされていたのですか

サークル活動やキャリアサポーター、学外の活動もしていました。幅広く、色々な活動に参加したのには、自分から積極的に活動の輪のなかに入って、たくさんの人と出会おうと意識していた部分があったと思います。そこで、たくさんの友達や大人の方と出会って話しをしました。就職活動は3年生から始めましたが、キャリアサポーターの仕事をしていたので、無意識に頭の片隅で就職活動という文字があったのかもしれないです。でも、そもそも大学を卒業してからすぐに就職しなければならない、という考え方も不思議だと思いますけどね。

だから、もっとたくさんの経験をしておけばよかったなぁと思いますし、海外にも行けばよかったと思っています。外の世界をより多く見られたと思うし、社会人になってからでは、そういう機会をつくることが難しくなります。社会人になった今だから、日々無為に過ごし、時間だけが流れていくような毎日を送ることは、とてももったいないと思います。

その中でも学生時代楽しかったことってありますか。

毎日が楽しかったです。学生生活というと、どうしても大学内での生活がとらわれがちですよね。でも、勉強だけが学生生活ではないと思います。学内だけでなく、大学生である身分は、学外のアルバイトも遊びも学生生活に含まれると考えます。勉強はもちろん大切だけど、僕自身の場合は勉強以外の時間の過ごし方がとても有意義で大学生活においてはとても大きかったです。その中でもやはり、アルバイトのことが出てきますよね。一つのアルバイトに専念するのもいいし、いろいろなアルバイトに挑戦してみることもいいと思います。僕は、いろんなアルバイトをしてきたけれど、その中でも趣味のカメラを活かしたフォトスタジオのアルバイトにはとても思い入れがあります。そこで出会った人とは今でも連絡をとっていますね。お金を稼ぐということは社会人になったら、いくらでもできること。もし、学生時代にアルバイトをするのであれば、時給1,000円で退屈な仕事をするよりも、時給700円で楽しい時間を過ごせるバイトをしたほうがいいと思いますね。

大切なのは休日の過ごし方。その過ごし方次第で大学生活を実のあるものに、自分がどう成長できるかというカギになる。

大学生の休みって、長期間の休みと土・日などの休みを全部換算すると半年ほどあるんですよね。実質、大学へ通って勉強しているのが半年あって、休日、つまり自分で自由に使える時間は半年ぐらい。学生時代はその休日をどのように有意義に使うかどうかというのが大切だと僕は思っています。どのように利用して、自分を豊かにするかということ。休日の時間の使い方が学生時代で一番大切だと思います。だから、そのときにやりたいことがあるなら積極的にやったほうがいい。「やりたい!」という意志は大学生活において、とっても重要ですよ。

挑戦―今後のビジョン

これから挑戦していきたいことはなんですか

仕事をしていると、新しいことばかり。僕はその毎日が挑戦です。学生時代よりも社会人になってからの方がすごく勉強しています。そこで身につけた知識や学びをすべて吸収したいですね。

最後に龍大生にメッセージをお願いします!

友だちづくり、やりたいこと、休日の使い方。この3つをよく考えて、学生生活を過ごすべきだと思います。今すぐには、はっきりとした目標を見つけるのは難しいと思うから、その一歩手前の充実した生活や時間の過ごし方を考えてみることが、充実した学生生活を送ることができる入口となると思います。


【取材】
長野聡司(社会学部2年)、福田百乃(法学部2年)
【記事】
福田百乃(法学部2年)

このページのトップへ戻る