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龍谷大学

挑戦~from.Ryukoku~ vol.14 岡田佳子さん

Introduction

今回取材したのは第一希望の百貨店に就職した岡田佳子さん。取材中にみせる素敵な笑顔が印象的で、その素敵な笑顔に素晴らしい店員さんなのだろうなと感じてしまいます。お仕事から学生時代の話しまで、多くの事を語っていただきました。

現在どのようなお仕事をされていますか

近鉄百貨店で主にタオル売場の販売・接客業を行っています。きっかけは、普段から百貨店を利用する機会が多く、その非日常的さ、一人一人に対して相談に乗ってくれる所に魅力を感じて、企業に就職するなら百貨店と1、2年生の時から決めていました。

かなり早い段階で将来の道を決めていたのですね。
では、お仕事の中で大変なことはありますか

年配の方に接客するときに、私のような20代が「この商品いいですよ」というよりも50代、60代の方が言ったほうが信憑性があるので、第一印象で負けてしまうことがありますね。それを埋めるために、自分の持ち味を活かしてお客様に信頼を得られるように努力していくことが大事だと思っています。
また、1年目は何をしたらよいのか分からない、何が分からないかも分からない状態で、とにかく分からないことは聞いて、自分でできることを探してやっていくしかなかったです。
入職した当初はバッジも見習いバッジといって、初心者マークのようなもので守られていたんですが、今年で3年目になりそのバッジもとれて、やらないといけないことも増えました。

社員としての負担が年々増しているんですね。
逆にやりがいはありますか

上司に企画を立案してみて、採用してもらえると嬉しいです。楽しいことは自分で見つけようと思ったら、いくらでも見つけられると思います。例えばタオルの箱詰めにしても、こんな入れ方にしたら可愛いんじゃないか、こんなラッピングをしたらいいんじゃないかと考えて、それをお客様に喜んでもらえるとうれしいです。できることを見つけて、誰かがちょっとでも喜んでくれたらうれしいので、日々の仕事の中に楽しいことはありますね。

楽しさは自分から見つけにいく

学生時代はどのように過ごしていましたか。

1年生の時、先輩たちに憧れてキャリアサポーターに入りました。また、先輩ともっと一緒に活動したいと思い、広報スタッフにも入りました。就職活動の時には、その先輩に悩みを聞いてもらいました。その度に、「ホンマにやりたいこと見つけて就職活動しいや」とずっと言われていました。

その出会いが就職活動のときに支えとなったんですね。
他にも支えになったことはありますか

アルバイト先の方達ですね。一緒に働いている方がおじちゃん、おばちゃんばかりだったので、大人の包容力で就職活動の疲れを癒してもらいました。就職活動は人生の大きなイベントの一つだと思うのですが、それだけじゃない苦労を味わっている方達ばかりで「なんで悩んでるんやろう」と元気が出てきましたし、勇気づけられました。いい言葉もたくさんもらいましたし、面接前の緊張もほぐれ、アルバイト先の方達は本当に最高でした!
それからやっぱり家族ですね。就職活動でへこむこともあって、その度に母に話を聞いてもらいました。具体的に何が解決したとかではないんですが、弱音を言える人がいるのはいいなと思いました。
また、面接に落ち続けて「自分は必要とされてないんや」とすごく落ち込んだ気分になり、「一生働けへんのや、社会に出られへんのや」と思っていました。そんな時に父から、「一生懸命やっていたらどこかに就職はできる、絶対どこかに人間は行けるようになっている、大丈夫や、心配しやんでもいい」と言ってもらって、すごく救われました。

挑戦―今後のビジョン

いろんな人に支えられて今があるんですね。
それでは、今後挑戦していきたいことはありますか

やりたいなって思ったことを言葉にできるようにしたいですね。やりたいだけではできないので、どういうメリットがあるかなどを理論的に考えて、数字でものを考えられるよう、挑戦してみたいなと思います。そのために、過去の百貨店のデータを見たり、他店を見に行ったりしています。

最後に龍大生にメッセージをお願いします!

自分から外に出て、友人や知り合いを多くつくる事が大事だと思います。意外なところで頼りになることもあるし、全く関係ないところに就職している人でも、客観的な意見をもらえて気づかされることもあるので、たくさんの方と交流を持って下さいね。


【取材】
福田百乃(法学部2年)、木下紗由里(経済学部2年)、神村夏実(経営学部1年)、山本孝美(文学部1年)
【記事】
平田佑樹(社会学部2年)

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