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龍谷大学

挑戦~from.Ryukoku~ vol.21 大黒 貴洋さん

Introduction

今回取材したのは、東海旅客鉄道株式会社に勤めている大黒貴洋さん(2013年 理工学部卒)。学生時代とは違い、仕事の様々な場面で伴う「責任」の二文字。社会人の「社会」という言葉の意味をあらためて考える機会となった取材となりました。是非ご覧ください!

今のお仕事について教えてください。

デスクワークがメインで、様々な機械の管理をおこなっています。また、それらを書類にまとめたりしています。常に先輩にマンツーマンで教えて頂ける環境ではないため、アドバイスをもらうのが難しいです。そのため、自分で調べていくことが大切になってきます。在学中は理工学部で専門的な内容や技術を学びましたが、現在の仕事では、それらと全く違う内容を学んでいます。

理工学部で学んだ内容とどのように違いますか?

そうですね、より幅広い学びが必要だと感じています。具体的には伝えられないですが、自分の扱う機械だけでなく、その周辺物の知識も必要になってきます。例えば建築の知識などが役に立っています。

いろんな分野の知識が必要なのですね。仕事の上で大切なことはありますか?

やはり信頼と責任感でしょうか。他の会社とのつながりもあるので、それらがとても大切になってきます。信頼をつくる土台として、小さな仕事も確実にこなしていく事がとても大切になります。

社会人と学生で違うと感じるところはありますか?

先ほども少し述べましたが責任が発生することですね。大学生は締め切りに遅れても他の人への影響は少ないと思います。しかし仕事においては、自分の仕事が遅れると関連している他の人の仕事すべてが遅れます。そのため、自分の責任は学生時代よりはるかに重いです。また、そうならないためにスケジュール管理をしっかりするようになりました。それに人とのつながりが大きくなるのも大きな違いですね。

学生時代に学び・経験した事で、今に活きている事はありますか?

責任感の話をしましたが、ホームセンターのアルバイトが役に立っていると思います。ホームセンターは木材から花まで様々な分野の商品を扱っているので、当然、多種多様なことを聞かれます。もちろんそれらすべての知識を網羅するのはほぼ不可能なので、対応に困る時は沢山ありました。しかしながら、お客様からすればアルバイトも社員も同じ店員なので、すぐに社員に頼るのではなく、できる限りのことは自分でしようと努力していました。そのためには自分で知識をもつということが非常に大切でした。それでもわからない時は社員の方に伺い、確実な回答をしました。クレームにつながるような曖昧な知識を伝えないためです。この経験は責任感の大切さを培ってくれたように思います。

これまでお話を伺っている中で、自分からやるという姿勢をすごく大切にされていると感じますが、それを得たきっかけはありますか?

中学時代から部活で柔道をしていましたが、高校では最初、柔道部は私一人でした。もちろん初めは不安でしたが、それでもやるしかないと思っていました。練習がとても厳しかったですね。しかし徐々に部員が入部し、高校3年の大会では滋賀県で2位になりました。この厳しい経験をしたからこそ、失敗しても落ち込まず、次に活かそうと前向きに考えることができますね。また、柔道からは上下関係も学べたのでそれも今に活きています。

様々な経験が後々に活きてくるのですね。
それでは大黒さんがこれから目指していきたいことを教えてください!!

もっと色々な知識を身に付けていきたいです。仕事関連だけでなくもっと幅広い人とコミュニケーションを通じて、相手を不快にさせない礼儀を身に付け、社会人としての自分を磨いていきたいです。

挑戦―今後のビジョン

最後に、後輩たちへメッセージをお願いします!!

時間がある今のうちになんでも経験してほしいです。それがいつ役に立つかはわからないですが、きっといつか役に立ちます。社会人になると休みがとれなくなるので今のうちに旅行や趣味、勉学にとさまざまな経験をして下さい!そして就職活動では、キャリアセンターを利用してほしいです。色々な話を聞くことができ、様々な考え方を得られますので、ぜひ足を運んでみてください!


【取材】
馬木浩之(社会学部2年生)西野景大(経営学部2年生)
【記事】
馬木浩之(社会学部2年生)

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