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龍谷大学

挑戦~from.Ryukoku~ vol.27 永野 星南さん

Introduction

今回取材したのは、現在東京で株式会社パソナにお勤めの永野星南さん(文学部英語英米文学科卒)。アクティブで、幼い頃からバレエに打ちこんでいたという永野さんがどのように現在のお仕事を志したのかなど、様々なお話を伺いました。

人材系の会社にお勤めとのことですが具体的にどういったお仕事をされていますか?

私は人材紹介の仕事をしています。人材紹介というのは、転職を希望している方と、企業のマッチングをするお仕事です。私は、企業側を担当するリクルーティングアドバイザーとして働いています。サービス業界、食品、消費財、広告、などの業界を担当しています。企業にニーズや課題をヒアリング、最適な人材を採用できるようアドバイスなどを行ない、採用を成功に導く仕事です。

留学先での出会い

もともとそういったお仕事に就きたいと思っていたんですか?

実は、高校まではバレエダンサーを目指していました。高校も音楽学校に通い、本格的に練習していました。若いうちに成果を出さなければならない厳しい世界で、なかなか結果がでなくて将来を考えたときに、サポートする仕事に就きたいと考えました。自分が踊るよりも後輩の指導をする時など、サポートする方が好きだったんです。どんな道でもこれからは英語が必要だと考え、英語の先生になろうと龍大の英語英米文学科に入りました。
2回生のときにイギリスに1年間留学した時、人材系の会社に勤めている人と仲良くなり、話を聞くうちに考え方がかわりました。英語を教える本来の目的はその人の将来を手助けすることだと考え、まずはいろいろな業種を知れる仕事に就きたいと思ったんです。そこで、人材業界に興味を持ちました。
その中でもとくに、パソナはチャレンジできる環境、社員の方の人柄のよさを感じたので、入社を決めました。バレエダンサーを目指していた時期もあったので、芸術家の支援も行っているパソナに親近感が湧いたのも入社を決めた理由の一つです。

お仕事の中で、どういったことにやりがいを感じますか?

私がいなかったら、このマッチングはありえなかったかもしれないと感じる時です。転職された方が、その企業のホームページに載ったり、人事の方から「何年も前からいるみたいに、活躍してますよ!」という話を聞くと嬉しいですね。
転職する方にとっては一生の決断、企業も経営に直結する大きな決断です。責任は大きいですが、やりがいのある仕事です。一つでも多くの転職、採用を成功させるため、業種、職種の勉強は欠かせません。就活以上に就活らしいことをしている気がします(笑)。

盗まれたくない一番大事なものは手帳!?

就職されても学ぶことがたくさんあるんですね。話は変わりますが、学生時代はどんなことをされていましたか?

1・2回生のときは主に教職の勉強と留学ですね。サークルはESSに入って、英語のスピーチなどをしていました。スピーチコンテストで賞を取ることができましたが、それ以上に後輩のサポートをするのが一番やりがいを感じていました。誰かのサポートをしたいというのは、今の仕事につながっていると思います。
4回生のときにはB.W.(ミュージカルサークル)で裏方として、ダンスのサポート、音響などをしていました。
教職、ESS、留学、B.W.と色々なことを同時並行するのは大変でした!その経験から身につけたスケジュール管理や同時にいくつものことをするスキルは今も役立っていると思います。To do、スケジュール管理に必要な手帳は、財布以上に一番盗まれたくないですね(笑)!

就活のときはどんな感じでしたか?

ずっとそのことを考えていられるくらい好きな仕事をしたいと思っていました。具体的な仕事のイメージをもつため、とにかくたくさんのOB・OGの方の話を聞こうとしていました。おかげで自分は何に興味があり、何に一生懸命になれるのかがわかりました。面接では毎回振り返りをおこない、アピールする内容を企業ごとに変えて話しました。
自分の強みと弱み、自分が何をしている時が一番幸せなのかがわかれば、就活も、それからの社会人生活もきっと上手くいくと思いますよ!

今後の挑戦

依頼されたことだけでなく、もっと多くのことを提案できるようになりたいです。そのために、今は中小企業診断士やキャリアアドバイザーの資格をとることも考えています。

永野さんはとてもアクティブな方に思えるのですが、どうしたらそうなれますか?

そう見えるかも知れないですが、実際はそこまででもないんです(笑)。行動力のある人というのは小さいことの積み重ねができる人だと思います。私も目の前にあることを本当に少しずつやり、続けることを意識しています。習慣になったらこっちのものですね!
また、有名なバレエ団に入っていたり、海外で活躍しているような友人の存在も、私の原動力になっています。その友人達が頑張っているのをみると、違う道ですが、私もがんばらないと!というモチベーションになっています。

小さくてもいい、「自分の幸せ」を見つけるための大学生活〟

最後に在学生に向けてのメッセージをお願いします。

大学での時間は「自分の幸せは何か」を探す時間だと思います。「これを考え出すと、ワクワクして楽しくてしょうがない!」ということを見つけてほしいです。“海外に行く”“起業する”などの大きな夢でなくてもいいと思っています。意外と幸せは身近なところにあったりします。小さなことでも、自分なりの幸せを見つけ、それを実現するためにどうしたらいいのかを考え、行動していくのが大学での時間だと思います。
大学ではとにかく色々なことにチャレンジして、様々な経験の中で「自分の幸せ」を見つけて下さい!


【取材】
木下紗由里(経済学部3年)、平田佑樹(社会学部3年)、
中原千智(社会学部2年)、山本孝美(文学部2年)
【記事】
山本孝美(文学部2年)

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