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龍谷大学

挑戦~from.Ryukoku~ vol.30 東口 紗希さん

Introduction

今回は、JTB関西にお勤めの東口紗希さん(2014年 法学部政治学科卒)です。東口さんは、1年生のときの積極的な行動が就活の際のキーワードになったそうです!!自分が夢中になれるものを探したくなるお話をお伺いしました!!

JTB関西ではどんなお仕事をされていますか。

駅などにある旅行会社のカウンターの仕事です。そこでパンフレットを見ながら、お客様がどういった旅行をされたいかを伺いつつ、それにあった旅行をオススメします。パンフレットに合うものがあればそれをご提案し、なければ、宿泊と飛行機や電車などの交通を個々に手配をします。本当にみんなが思い浮かぶ感じのカウンターにいるお姉さんのお仕事をしています。

JTB関西を受けたきっかけはなんですか。

1年生の時に映画「ザ・コーヴ」を見たんです。それは和歌山県太地町で今も行われているイルカ漁がテーマのドキュメンタリーなんですが、これが衝撃的で。イルカ漁をするなんて…っていう。制作側のイルカ漁を批判するだけの視点に疑問を感じたので、実際に漁をしている人やクジラの博物館の学芸員の人とかに取材をしに和歌山県まで行きました。そこでは古くからクジラ漁やイルカ漁をしていて、そこではごく当たり前のことでした。なんで双方の文化を描いていないのにドキュメンタリーっていえるの?と問題意識を持ちました。ちゃんと文化を知ったうえで伝えていかないといけないと感じたのです。

就職活動の時に、「発信して文化を伝えるだけではなく、お客様に実際に旅行に行ってもらうことでその土地の文化を感じてもらいたい、そうやって文化を知ってもらえるような仕事をしたい」と思って旅行会社を希望しました。またお客様と直接お話をすることで、どういうふうな旅行をしたいのかを伺いながらお仕事をしたかったので、今の会社を志望して就職しました。

「目立つ」ということが大切。

就職活動をするうえで、意識していたことは何ですか。

大手を志望する学生の数はすごく多いのでその中で目立たないと採用してもらえないということを聞きました。その時思い出したのが、実際に見たイルカ漁。これなら、きっとJTBの会社の人も知らないことのほうが多いだろうから、語ろうと思いました。しかもJTBは交流文化事業を中心にしていたので、イルカ漁の話はとてもインパクトがあるし「イルカ漁って何?」と面接官が食いついてくれました。本当にそれが目立つものになったと思います。

たくさん足を運ぶ。

学生のとき、とにかく「できるだけ足を運ぼう」と思っていました。人から聞いた情報ではなくてやっぱり自分の仕入れた情報が一番正確だと思ったんです。人と話をして、いろんなことを聞いて、自分のものにしていくという作業は、すごく大事です。学んだことを就職活動で「ぽんっ」とぶつけられたらいいかなって。出来るだけ足を運ぶようにしていたことが就職活動でも上手く繋げられたと思うので、私はいい経験をしていたなと思います。

挑戦―今後のビジョン

目標はなんですか。

今思っているのは、とりあえずこの1年で「自分のできることを増やす」こと。できるだけお客様にとって想い描ける旅行になるように、自分ができることをすること。その後3年目までのうちに自分のできることが増えているかどうかが大事だと思いますね。まず今は1年目。その後は3年目。将来的には責任のあるような立場になれればいいのかなと思うけれど、やっぱりまだ描き切れません。今のことで精一杯です。やっぱり社会人で一番大変なところは、やらないといけないことがたくさんあっても、それをやりきらないといけない。「できなかった」では済まないから。そこが社会人のしんどいところだと思います。だからとりあえずはお客様に迷惑とか嫌な思いをさせず楽しい思い出になるように「自分のできることを増やす」。そして、やらないといけないことは出来るだけスピーディーにできるようにする、というのが一番の目標かな。

在校生へメッセージをお願いします。

ひとつでも夢中になれるものがあるなら絶対にそれを極めた方がいいと思います。そんな時間って社会人になるとないので、やっぱり大学生の特権です。学生のうちは、時間がたくさんあると思うので、せっかくなら夢中になれるものをみつけて追究した方がいい。大学で出会う友人や教授、職員の方からも話をたくさん聞く方がいい。できるだけ多くの場所に行ってたくさんのことに触れ、いろいろなものを得てほしいです。もし受け入れられない部分があっても、何かしら変化や成長できるんじゃないかなと思います。学生は学生で、勉強してバイトして…と大変だとは思いますが、時間があるうちにいろいろなことを経験してほしいですね。


【取材】
井之上愛理(経済学部2年)、中原千智(社会学部2年)、高松宏至(文学部1年)、森直樹(文学部1年)
【記事】
中原千智(社会学部2年)

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