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龍谷大学

挑戦~from.Ryukoku~ vol.32 田村 咲さん

Introduction

今回取材したのは、現在大阪で白鶴酒造にお勤めの田村咲さん(文学部史学科国史学専攻2014年3月卒業)。たまたま目の前に置いてあった一本の日本酒から今の道が開けたそうです。今回はその詳しい経緯や会社選びで重視したことなど、様々な話を伺いました。

具体的にどのようなお仕事をされていますか?

白鶴は大阪に支店があり今はそこで営業職をしています。酒屋、スーパー、ディスカウントストアを訪問して新商品や季節商品を発売した際には仕入れてもらえるように相談します。あとは、白鶴のお酒を使って下さる料飲店や新規料飲店に訪問して新規でお酒を入れてもらう商談もします。私は滋賀県全域と京都北部を担当としてまわっています。滋賀は白鶴をよく使って頂けるのですが、京都は酒造メーカーが多いため、商談が難しく苦労しています。

この会社に就職されたきっかけはなんですか?

大学2回生の時に酒販店でアルバイトをはじめたんですね。それまでは特にお酒が好きなわけじゃなかったんですけど、バイトの歓迎会を開いてもらった時に日本酒が置いてあったんです。そこで初めて日本酒を飲んで、「日本酒って意外とおいしいんだな」と思い、それ以降は日本酒が好きになりました。それで酒造メーカーへの就職を志望しました。

働く場所=暖かい職場

会社選びに重視したことはありますか?

やっぱり、一番気にかけていたことは、その会社の雰囲気です。説明会や面接に行くと、その会社の方々の人柄が分かるのでそこを重視していました。面接などで、企業の方が私の緊張をほぐすような感じで話しかけてくださったら、この会社は社員同士も仲良いんだろうなっていうのがわかるんです。

実際入社して仲の良さはどうでしたか?

新入社員の研修には、多くの会社で、新入社員一人に先輩一人がついて仕事を教えてもらったり、話を聞いてもらったりするOJT(on the job training)制度などがあります。私のOJTの先輩が体育会系の男の人で厳しいんですけど、その分、他の同期がやっていない仕事も与えてもらっています。新入社員でも簡単な仕事しか与えてもえらないのではなくて、難しい仕事も与えて下さるので、甘やかされてなくて良かったと思います。実際、プライベートでも、釣り部に入ったり休日に集まってバーベキューをしたりなど、会社以外の場所でも仲良くしてもらっています。

バンジージャンプで関心を惹きつける

在学中にされていたことはなんですか?

京都大学のサークルに入っていました。もともと音楽が好きで軽音に入ってドラムをしていました。それがすっごく楽しかったです。他には、海外に行くのが好きでいろんなところへ行って、その土地のお酒を飲んだりしていましたね。一番のお気に入りはオーストラリアです。治安も良くて、中学生でも旅ができるくらい安全ですよね。あと、マカオでバンジージャンプをしました。なかなかバンジージャンプをする人なんていないので、面接のときに言うと面接官に興味を持ってもらえました。それくらい度胸があるっていうことをアピールできましたね。

では、在学生へのメッセージをお願いします。

とにかく社会人は時間がないので、今のうちに自由な時間をいっぱいとって下さい。そしてとにかく遊んでください。職種ごとに休みが異なるのでなかなか友人との休みが合わないこともあります。だから今いっぱい遊んでください。それと、自分のための時間をとって、やりたいことは絶対挑戦してください。もう、迷ったらチャレンジです!!!

挑戦―今後のビジョン

最後に田村さんの今後の‘挑戦‘を教えて下さい。

私はもともと、酒造メーカーを志望する前はマスコミ関係の仕事に就きたかったんです。今、白鶴と言えば“まる”というイメージが強いですよね。でも、実際はもっといろんな種類のお酒を扱っています。「白鶴はまるだけじゃないよ」ってイメージを覆すような広報を私ができればな、と思っています。それができるようになるためにまず市場を知りつくしたいです。これが私の目標ですね。


【取材】
山本孝美(文学部2年)、中原千智(社会学部2年)、酒井佑捺(法学部2年)
【記事】
酒井佑捺(法学部2年)

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