発行・編集
学生広報スタッフ
「倶楽部りゅうこく通信」編集部
ご意見・ご感想・お問い合わせ
  • メールマガジン登録
  • 登録内容変更・配信停止

龍谷大学

挑戦~from.Ryukoku~ vol.51 保井 千明さん

Introduction

今回は、私たちの生活にとても身近な照明を作っているパナソニックライティングシステムズ株式会社にお勤めの保井千明さん(2015年理工学部卒業)にお話を伺いました。お仕事や、就職活動について聞かせていただきます。

パナソニックライティングシステムズとはどのような会社なのですか。

照明や部品などを開発・製造している会社です。製品を作る中にも、例えば電源部品を作っている部署や、カバーを作っている部署など、それぞれ分かれています。

今はどんな仕事をされているのですか。

入社して3カ月は研修です。まずは、ものづくりの現場の経験が必要とのことで、工場の中に入って一緒に作業をさせていただいています。製品を作っている部署を3カ月で一周します。製品を実際に作ってみるものの、中には使用用途の想像すらつかないものまでありました。
私が、製造に携わった製品が、そろそろお店に並んでいる頃だと思います。研修後は、商品技術部に配属されることになっています。

研修はどうですか。

配属されれば現場に行くこともなくなると思うので、貴重な経験をさせていただいていると思います。3か月間、しっかり研修から学びたいと思います。

会社への志望動機を教えてください。

中学から高校に進学する時、5教科の学習以外のことも学びたいと思い工業高校に進学しました。そこで、1枚の鉄の板が塵取りになったことなどが、楽しかったのを覚えています。大学に進学してからは化学を勉強しましたが、やはり高校生の時に経験したものづくりが楽しくて、ものづくりをしている仕事に就きたいと思いました。その中でも、人と身近なものを製造している今の会社にひかれ、志望しました。

学生時代から考えていたのですか。

偶然と縁とが重なった就職活動でした。実は、留年して5年大学に通いました。そのこともあり、就職活動においては不安が強かったです。その時は、理系で学んだことが、まさか強みになるとは思っていませんでした。

留年は本当に大変だったのですね。

その時は、何が分からないのかも分からないという状態でした。そんな状態で迎えた2回目の3年生。地獄でした。でもここまで来たら卒業したい、卒業して働きたいと思い、大学院生が一対一で勉強を教えてくれるチューター制度を利用し、必死に頑張りました。そのおかげで、3年生以下の単位はすべて取得して4年生に進級し、無事に卒業することができました。今では、私にとって、あの一年は意味があったと思っています。しかし、思い起こすととても辛い一年でした。そんな経験があるからこそ、これから先は、後悔のないようにしたいと思っています。何か後悔するようなことがあるなら、今を頑張らないと。今を頑張れば次に繋がることを、あの一年が教えてくれました。きっとこれからたくさん勉強することになりますが、頑張れば光が見えてくるということを学んだので、諦めずに頑張りたいと思います。

では最後に在学生にメッセージをお願いします。

私は、就職活動において「自分らしさ」を表現することが大切だと思っています。面接では、学生時代頑張ったことをよく聞かれますが、大学時代にバイトリーダーや団体の代表でなくても、自分を理解し、それを相手にいかに理解してもらえるかが大切だと思います。特別な出来事や立場を大切にするのではなく、それぞれ自分のやりたいことをしっかり伝えられるということを大切にしてほしいと思います。
そして、人に対して積極的でいて欲しいと思います。人が繋がれば、色々な出来事が繋がり視野が広がります。ぜひ積極的になってほしいです。


【取材】・【記事】
木場 仁美(社会学部2年)

このページのトップへ戻る