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龍谷大学

挑戦~from.Ryukoku~ vol.72 栗山 廣大さん

Introduction

テコンドーという格闘技を皆さんはご存じでしょうか。そして、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
今回は、警察署に勤めながらテコンドーでオリンピック出場を目指している、栗山 廣大さん(文学部真宗学科 2014年3月卒)にお話を伺いました。是非ご覧下さい。

オリンピックを視野にテコンドーをされているとお聞きしているのですが、テコンドーを始めたきっかけは何ですか?

小学生の頃極真空手をしていたので、似た武道であること、スポーツ色の強いところに惹かれました。高校まではバスケ部に所属していたのですが、自分の思い通りにならないチームスポーツのもどかしさを感じ、個人競技でありオリンピック競技でもあるテコンドーを選びました。

テコンドーの魅力はなんですか?

スピード感のある多彩な蹴り技がかっこいいことです。そして周りの人たちの温かさを感じられることです。強い相手に勝ち、観客席で応援してくれていた仲間が泣いて喜んでいるのを見たとき、テコンドーは個人競技だけど、戦っていたのは自分だけじゃない。みんなの支えあっての自分である、と気付くことができました。今でもテコンドーの大会があると友人達が応援に来てくれて、祝勝会などでも集まれるので、卒業してからも友人達と繋がれるところが嬉しいです。

警察のお仕事とテコンドーを本格的にやることの両立は難しいですか。

難しいです。テコンドーの練習は毎日しています。私は他の勤務員と同じように勤務し、休日の全てを使ってテコンドーをしています。勤務日は誰よりも早く出勤して、少しの間でも職場の道場に上がり、テコンドーの練習をしてから勤務に着きます。職場の上司や同僚も理解を持って支えてくれているので、とても感謝しています。

今後の目標などはありますか?

オリンピックで金メダル!!私はこれを公言しています。言わないとできない。言ってこそだと思います。自分の言葉に、行動も気持ちも伴います。オリンピックの一年後に日本で開催されるワールドマスターズゲームにも出場して金メダルを獲得します。

ぜひ龍谷大学の在学生に向けてメッセージをお願いします。

大学の間しかやりたいことができないのではないか。卒業したら仕事ばかりになるのではないか…など、この先が分からないから不安に思う学生さんは多いと思います。

僕もそう考えていましたが、実際は違いました。今で終わりじゃない。やろうと思えば何でも出来る。私の場合、テコンドーで日本一という成績を収めたのは社会人になってからです。社会人になると、学生の頃より自由な時間は減るかもしれません。しかし、やりたいという気持ちさえあれば何でも出来ます。学生時代続けてきたことを、卒業を理由に見切りをつけないでください。自分の気持ち次第で何でも出来ますし、学生を卒業したって人生はまだまだこれから楽しいですよ。


【取材・記事】
門井 理紗 (国際学部1年生)
秋山 季満久 (文学部2年生)

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