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挑戦~from.Ryukoku~ vol.77 河原 平洋さん

Introduction

「世の中に必要な人間となれ、世の中に必要なものこそ栄える」という企業理念を掲げ、1930年に創業した岩谷産業株式会社。
岩谷産業といえば「ガス・エネルギー」というイメージですが、「食品」も扱っている事を皆様はご存知だろうか?
今回は岩谷産業株式会社の自然産業部門に所属し、「食」に関わるあらゆる分野を扱う河原平洋さん(国際文化学部・2017年3月卒業)にお話を伺いました。
取材日が25歳の誕生日でした。おめでとうございます!

どのような学生生活でしたか?

アメリカンフットボール(以下アメフト)部に所属しており、在学中はアメフトばかりしていました。
キャプテンとして頑張っていたのですが、3年生の時に大怪我をしてしまいました。
「次に同じ怪我をすると生死に関わるかもしれない」と言われ、選手としては活躍できなくなってしまったんです。
入院中は、まさに「人生が終わった」という感じ。
だからこそ、治った時は「チャンスだ」と感じ、生きてることに幸せを感じましたね。

怪我は大変でしたね。就職活動はどのように考えていましたか?

私はアメフトで日本の選手として海外で試合をしたことがあるんですが、試合前に国歌が流れ、両国の国旗が掲げられた時にふと涙が出たんです。
あの時の「日本を背負ってる」という感覚が忘れられず、海外を相手に仕事をしたいと考えるようになりました。
そこで、海外で勝負ができる会社であり様々な分野でトップシェアを誇る岩谷産業株式会社への就職を決意しました。

岩谷産業株式会社について教えてください

LPガス、カセットこんろを中心としたエネルギー事業と、酸素・窒素・アルゴン等の産業ガス事業を基幹としています。
それらから派生した機械、溶材、電子機器、マテリアル、食品など幅広い分野で事業展開を図っています。
事業を大きく分けると「総合エネルギー部門」「産業ガス・機械部門」「マテリアル部門」「自然産業部門」の4つです。
私が所属しているのは自然産業部門です。
自然産業部門では、冷凍野菜・惣菜類などの冷凍食品群に加え、冷凍粉砕技術を活用した健康補助食品、種豚事業、養豚設備・資材の提案、農業機械・資材などの販売事業を展開しています。

具体的にどんなお仕事をされていますか?

入社して1年目に研修期間があり、配属されてからは先輩社員の営業同行(OJT)といった流れでした。
2年目の今は自然産業本部の食品部大阪営業課に配属され、営業として九州から名古屋までの西日本を中心に働いています。
食品部は世界中から食品を集めコンビニエンスストアやスーパー、レストランなどに卸しています。
その食品部の営業が私の業務です。
仕入れた野菜などを食品メーカーなどのお客様相手に販売しています。
仕入先もお客様も忙しい中で、ミスが起こらぬよう一言一句に集中し、仕入先とお客様がwin-winな関係になれるよう意識しながら働いています。
そこが商社の営業の難しいとこであり、面白いところです。

やりがいを感じる時はどんな時ですか?

自分が関わった商品が世の中に出て、それを見かけたとき嬉しい気持ちになります。
弊社の食品が人々の口の中に運ばれ、その人の生活に寄り添っていることを考えると、嬉しいと同時に責任感も感じます。
そしてお客様に食品を届けるための商談が成立した時も嬉しいです。

社内の様子はどのような感じですか?

とても仲がいいです(笑)
上下関係はしっかりしていますが、それでも風通しが良く明るい雰囲気なので楽しく働いています。

社会人になってお忙しいと思うのですが、社会に出て大切にしていること・日常生活で大切にされていることはありますか?

社会人としても、日常生活でも「今に生きる」を大切にしています。
大学時代、アメフトの怪我で悩んでいた時期に監督から言われた言葉です。
過去のことや未来のことで悩まず、今何をしなければならないかを常に考えることで物事を前向きにとらえて前に進むことができます。

素晴らしい言葉です。現在目指しているものはありますか?

海外営業をしたいと入社する前から考えています。
アメフトの海外での試合の時のように「日本を背負って」働くことが目標です。
そのために英語が必要ですし、英語をきちんと話すためにも日本語も大切です。
入社5~10年で達成したい目標ではありますが、とりあえず後3年で海外営業できるだけのスキルを身につけようと考えています。

応援しています!最後に在学生に一言お願いします

学生時代に、何か1つ本気で…誰にも負けないくらい取り組むと良いと思います。
周りから見たらくだらないことでもいいです。
本気で取り組むことができれば自信にも繋がりますし、別のことにも本気で取り組めるようになると思います!
学生生活頑張ってください!

【取材・記事】
高橋 正道 (文学部3年生)

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