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挑戦~from.Ryukoku~ vol.83 多田 晃浩さん

Introduction

モノづくりはどのような場所でどのような人たちが関わりあって行われているのか。今回は経済産業省の「関西ものづくり新選2018」に選ばれた炭素でのモノづくりをする株式会社大木工藝で働く多田晃浩さん(理工学研究科2013年修了)にインタビューしました。ご覧下さい。

まずは、なぜ龍谷大学に入学したのかを教えて下さい。

大学を志望した理由は昔から、理科、化学などに興味があり大学でのオープンキャンパスにて研究室紹介を見て興味を持ったからです。

大学生活を振り返ってどうでしたか。

理系キャンパスで学部、院ともに忙しい思い出です。サークルには入っていなかったですが、研究(炭素の薄膜に関する)などの学びはとても充実していました。院でも炭素に関する研究を究めていきました。研究室のメンバーとの研究に関する議論はとても楽しく充実した学生生活でした。

なぜ株式会社大木工藝を就職先として選ばれたのですか。

就職活動の中で、自身の研究テーマでもある炭素に関するモノづくりなどが行われている会社であったからです。大木工藝では歯茎に使用する機械に炭素を利用したり、炭を使った装飾品や、調理器の素材としての炭素、消臭剤の活性炭など消費者に馴染みのある物から企業での馴染みある物を作っています。せっかく大学で学んだものを生かした職に就きたいと思いました。

大学生活で社会に出る前にやっておけば良かったことはありますか。

私の場合は大学生活で少し文章力、書く力が元々不足していたので会社、社会に出て書類での文章などが上手に書けなくて苦労したので、大学生活で文章に触れる機会を増やせば良いかなと思います。

会社での理想の上司像となりたくない上司像はなんですか。

理想の上司像は簡単に言えば責任が取れる上司ですね。どの立場に配属されても責任を部下に押し付けるようなことはしたくないです。部下のことに気を遣えない、自分の都合しか考えていない上司も嫌です。社会に出れば色んな人がいると思うので、こういった人にはならないように理想の上司像を目指したいですね。

大学生と社会人との違いは何だと思いますか。

大学生では、単位を取るために講義を受けてテストすると思うのですが、社会人になると会社のため、売り上げのために幅広い視野を持って仕事をする、ということが大きな違いだと思います。大学生では一つだけのことを考えて行動すると思うのですけが、社会人では一つのことでも色んな角度からどれだけ考えるか、の違いもあります。

在校生にメッセージをお願いします。

1年生、2年生、3年生では広い目を持ち、色んなことにチャレンジしてほしいです。その中で興味を持ったものをゼミで研究し、そして、その研究で大学院まで進むのも良いと思います。
就活で大事だと思ったのでは個性であると思います。自分のことをどれだけ面接などで表現できるかだと思います。肩の力を抜いてリラックスして挑んだらいいと思います。

これからの目標を教えてください。

これからも、自分が研究し続けている「炭素」を使ったモノづくりをお客様目線で考えて、突きつめていきたいと思います。

【取材・記事】
秋山 季満久 (文学部3年生)

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