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龍谷大学

HOPE!~龍大生なう。~ vol.11 吉岡 毅さん

Introduction

「奈良ローターアクトクラブで社会奉仕委員をする傍ら、社会学部学会や奈良市千代ヶ丘地区の子ども会の代表としても活動している社会学部1年の吉岡毅さん。多忙なスケジュールにもかかわらず笑顔と周りへの気配り、そして「やりたいことはとにかくやってみる!」というチャレンジ精神を忘れません。取材で語ってくれたのは、そんな忙しい日々を乗り切れる理由、ローターアクトクラブの魅力、今後の目標などなど…。吉岡さんの頑張る姿からきっと何かを感じてもらえるはずです。ぜひご覧ください!

今回学生広報スタッフが取材したのは、奈良ローターアクトクラブで社会奉仕委員として活動している、社会学部1回生の吉岡毅さんだ。

ローターアクトクラブとは、親睦と奉仕活動を通じて、全世界の人々の間により良い信頼関係を推進するための機会を提供することを目的に活動をしている、18歳から30歳の成年男女が集う社会奉仕活動団体だ。吉岡さんが所属する、奈良ローターアクトクラブは児童養護施設:飛鳥学院(奈良県桜井市)とコラボして年4回の交流事業を行ったり、東日本大震災後には募金だけではなく、多くの人々のメッセージを集めて被災地に届けたりと、人と人とのつながりを大切にすることを活動指針としている。吉岡さんいわく、クラブ全体で「自分の限界を超えた奉仕活動をしよう(Service Above Self)」ということをめざしているそうだ。

奈良ローターアクトクラブでは2週間に一度、“例会”と呼ばれる定例会を開いており、吉岡さんはそのための資料や議事録の作成を行っている。高校1年生のとき、初めてロータリークラブの活動を知ったときは興味がなかったというが、この“例会”の運営作業が思いのほか楽しく、やりがいを感じるひとつの理由になったとか。

“人と人との関係を大切にしたい”

「ローターアクトクラブのおもしろいところは、学生から会社員まで幅広い層の方と交流できるところです。様々なフィールドで活躍している人たち触れ合えることで、自分の中の世界が広がるんです」。と語る吉岡さん。また、吉岡さんは、ローターアクトクラブを通じて多くの友人が出来たという。新しく知り合った人とは、積極的に連絡先を交換することを心がけており、それによって自分が困ったときに相談にのってもらえたり、何かイベントをするときなどは、助っ人として参加してもらえたりするそうだ。でも、それは彼の人望があって出来ることであり、誰でも簡単にできることではないだろう。

「一度関わりをもったら、その人とは絶やさず関係をもち続けたい。人との関わりがなくなることはもったいないことだと思います!」と吉岡さん。お世話になった相手にはサプライズで誕生日を祝うなど、常に他者を気づかう心を忘れない。大学1年生にしてここまで人脈が広いのには、彼の明るく社交的な性格が関係しているようだ。しかし、そんな彼も中学生の頃は孤立した少年だったという。「ロータ—アクトクラブに入って見識が広がりました。自分の世界を持ちつつ、多くの方と交流している人たちに出会って、“自分もあんな風になりたい!”と思いました」ロータリークラブとの出会いが彼自身を変えたのだ。

“楽しいから忙しくても苦にならない!”

ロータ—アクトクラブで活動する傍ら、アルバイトをしたり、社会学部学会でイベントを企画したり、奈良市の子ども会(千代ヶ丘地区)の代表を務め、子どもたちと交流を深めたり、毎日なにかと忙しい吉岡さん。忙しいスケジュールを嫌になったことは?と聞いてみると「楽しんでやっているから、忙しくても苦にはならないです。好きじゃないと、ここまで続けられなかったかもしれないですね。また、みんながいるから自分も頑張らなければいけないと思えます」と笑顔でこたえてくれた。

“困難を解決し、それを乗り越えた先にある夢”

そんな吉岡さんがロータリークラブなどの活動を通して実感したのは、全員に役割を均等に分担することの難しさだったという。全員で仕事を進めることが大事なことであり、“すべて自分がやる!”となってしまっては、組織は成り立たないのだ。「みんなでやることが大事」と言う吉岡さんからは既に代表の風格が伺える。そんな吉岡さんの今後の目標は、地区単位であるローターアクトクラブの地区代表に立ち、その後、そこから世界を舞台に活動をすること。世界が舞台という大きな目標ではあるが、吉岡さんの頑張りをもってすれば、その夢が実現する日はそう遠くないだろう。


【取材】
馬木浩之(社会学部1年)、長野聡司(社会学部1年)、上芝覚子(文学部1年)、木下紗由里(経済学部1年)
【記事】
木下紗由里(経済学部1年)

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